メルマガ第79回 施術効果を生む意識の使い方

メルマガ第79回が配信されました。
身体操作の際の意識の持ち方で効果が変わることをストレッチを例にとって解説しています。
ストレッチでは可動域いっぱいまで筋肉を伸ばすことが効果を生むと思っている人が多いのですが、実は相手の動きたい方向を感じ取ってその要求に寄り添うことで効果が出ます。
動きを誘発する技法ができると可動域制限のかなり手前で動かさずに待っているだけでも効果を出すことができます。

首を楽にする枕づくり

患者さんからどういう枕がよいかご質問をいただくことがあります。なかには何個も高価な枕を試したという方もいらっしゃいます。
普通の枕とタオル数枚を使って自分に合うように枕を調整することができます。
枕は低反発の柔らかいものよりある程度硬くて高さが変わりにくいものが良いです。

可動域や筋反射テストで調べると以下のようにすると首がリラックスします。
動画のように数センチの高さの違いや枕を入れる場所で可動域や力の入り方が大幅に変わります。

1.横に向いたときに背骨が真っ直ぐになるようにする
2.首のつけ根まで枕を入れる。

頚椎の部分が盛り上がっている枕は頚椎にフィットして良さそうに見えますが、それよりも胸椎を支えて頚椎の部分を自由にさせたほうがリラックスするようです。

猫背を直して首を楽にする(正しいアゴの引き方)

猫背は肩こりや首痛の原因として挙げられます。
頭はボーリングのボールと同じくらいの重さ(約5kg)もあります。
猫背になって筋肉で頭を支えるようにすると過大な負荷がかかります。

子供の頃「アゴを引いて」と言われたときに、アゴだけ後ろに引くようにしていたら注意された覚えがあります。
アゴだけ引くと首は緊張してしまいます。
大人でも結構間違えている人がいるようで、数年前にツイッターで話題になったようです (参考記事)

頭を後ろに下げるようにアゴを引くと筋肉の負担が減りますが、胸部の緊張は取れないため元の姿勢に戻ってしまいます。
前々回の記事の巻き肩改善法を行うと自然にアゴが引けた状態になり、首がリラックスします。

胸の緊張を残したままアゴを引いてもすぐに戻ってしまいます。
肩甲骨で腕を支えるようにすることで胸部がリラックスし、自然にアゴが引けた状態になるというのがポイントです。

講座を受講された方にこの方法をお伝えしたところ、「頭痛がするくらい肩が痛くなったときにこれをやったら痛みが消えました」とおっしゃっていました。
ちょっと難しいですが、うまくできると効果が高い健康法です。

コメント欄が機能していないのでメールでコメントをいただきました。ありがとうございます。

よく首から背中にかけて痛くなるので、最近の記事、ありがたいです。肩甲骨で腕を支える練習をしていて巻き肩が改善されたとき、”そのあと首はどうしたらいいのかな”と思っていたので、続いてアゴの引き方をアップしていただいて助かりました。

メルマガ第77回 巻き肩・猫背の本当の原因

メルマガ第77回が配信されました。
巻き肩・猫背の原因はいろいろな説がありますが、「腕の重さを筋肉で支えている」のが主な原因です。
当たり前に聞こえると思いますが、腕を肩甲骨で支えるようにするのが意外に難しいため誰も気づかなかったと思われます。

腕を肩甲骨で支えるようにすると筋肉がリラックスするため、僧帽筋がフニャフニャになったり、肩を押されても動かなくなったりします。

巻き肩・肩こり本当の原因と即効改善法

肩こりの原因はなんでしょうか?
姿勢(巻き肩・猫背)、運動不足、ストレス、眼精疲労などが挙げられるようです。
直接的な原因としては筋肉が緊張する姿勢が続くことといえるでしょう。

原因というからには取り除いたときに症状がある程度は改善するはずです。
巻き肩や猫背が良くないからといって胸を張って肩甲骨を寄せても症状は改善しません。
また、力を抜くとすぐに戻ってしまいます。
これも筋肉が緊張した姿勢だからです。
「胸を張るのは良くないから巻き肩や猫背の方がいい」という人もいるようです。

リラックスした姿勢を作るポイントは「肩甲骨に腕を支えさせる」ことです。
普段は肩甲骨と腕の連動が悪く、筋肉で腕を支えてしまっています。
肩甲骨と腕が連動すると筋肉で腕を支える必要が無くなって筋肉は弛緩します。
自然に胸が開いて肩甲骨が内側に寄った姿勢になります。
力で胸を張った状態とは似て非なる状態になります。

まず、肩甲骨と腕とを連動させる動きを行います。
まず腕を斜め前に挙げて下ろす動作を何度か行います。
鳥が羽ばたく時のような動きです。
このとき肩甲骨が回りながら上下していることを感じます。
ここからさらに連動性を上げるために腕を内旋しながら挙げます。
うまくいくと腕の動きに肩甲骨がついてきて体ごと動きます。
これで肩甲骨が腕を支えている状態になります。
腕を上から押さえても下がらないのが目安です。

次に連動させたまま腕を下ろします。
肩を後ろ回ししながら下ろしていきます。
連動した感覚を維持するのが難しいと思います。
背中が反ってしまったら戻します。

肩甲骨は腕の重さで内側に寄ります。
手のひらが正面を向いているのと、肘が体側から少し離れているのが目安です。
自力で肩甲骨を内側に寄せたときと見た目は似ていますが、筋肉の状態は全く異なります。
胸が引っ張り上げられるような違和感を感じるかもしれませんが、無意識に入っていた力が抜けていきます。
僧帽筋などの筋肉もフニャフニャになります。
この姿勢から元の姿勢に戻すとびっくりするくらい力んでいたことが分かります。
ストレッチやマッサージでは巻き肩や肩こりが仮に改善しても一時的になってしまうことも分かると思います。

日本人にはほとんどいませんが、西洋人には自然にこの姿勢になっている人もいます。
西洋人は肩こりになりにくいというのが本当だとすれば、姿勢の違いだと思われます。

メルマガ第76回 声で気を通す

メルマガ第76回が配信されました。
手や視線で気を通すのと同じ原理で声で気を通すことができます(音は出さないほうがやりやすいです)。
気が通ると緩むため、可動域を改善したり力の出方を変えたりすることができます。
触れずに効果を出すと不思議がられますが、原理が分かれば誰でもできます。

腕力が即上がる!?肩甲骨と腕の連動トレーニング

腕を使うときに肩甲骨を連動させて動かすと大きな力を伝えることができます。
具体的に腕と肩甲骨を連動させる方法はほとんど知られていないようですが、動画で自分で練習する方法をご紹介しています。

以前の記事で肩甲骨と腕を連動させるという動きをご紹介しました。
鳥が羽ばたく時のような動きです。
ここからさらに腕を少し内旋させながら伸ばしていくと、腕の動きに肩甲骨がついていくようになります。
つまり、さらに連動性が高まります。
連動性が高まっていると相手を押す動作などで力が伝わりやすくなります。
機械で言うとふだんは歯車がずれたような状態になっているのがこの連動トレーニングを行うことで歯車が噛み合うようになります。
また、筋肉ではなく肩甲骨が腕を支えている状態になるので力み無く腕を挙げていられるようになります。

トレーニングというと筋力を上げることがメインになっていますが、連動トレーニングはむしろ力みを抜くトレーニングになっています。
短時間で武道やスポーツでのパフォーマンスを上げることができます。
力みが抜けて気が通りやすくなるため施術家の方は効果を出しやすくなります。

メルマガ第75回 声で緩ませる原理

メルマガ第75回が配信されました。
声を使って緩ませる原理をご紹介しています。
音を出さなくても心のなかで声を出しているだけで相手を緩ませる効果が出せます。
マントラなどでも同様ですが、そのときの想念によって効果が変わります。
実は物理的要素よりも心理的な要素の方が相手に作用するのです。

首スッキリ!耳の簡単リリース

耳つぼマッサージという健康法があるように、耳は意外と緊張するところです。
耳を引っぱるとき頚椎のカーブに角度が合うと耳だけでなく、首から背骨を緩める効果が出ます。

耳たぶの上の方を持って上方に軽く引っ張ります。
強さは遊びを遊びを取るくらいで十分です。
角度を変えていくと頭が持ち上がるように動いてくるところがあります。
やや後ろに回しながら上に引く感じです。
そのまま軽く引っ張り続けます。
やや難しくなりますが施術として行うことも可能です。

耳を外側やや後ろに引っ張り蝶形骨を緩めるという耳引っぱり健康法も提唱されています。
自分なりに検証してみたところ、どうしても緊張が生じてしまうようです。
健康法については身体感覚で慎重に検証してみる必要があります。
身体感覚が鈍い人が考えたものが多く、本当に効果のあるのは1%も無いと思われます。