メルマガ第60回 肩甲骨と腕の動きの連動を意識させる

メルマガ第60回が配信されました。骨の動きを意識させると可動域や力の出方が改善します。今回は肩甲骨にこの技法を応用しています。
本来は腕の動きと肩甲骨の動きの連動を感じながら行いますが、連動が分からなくても効果を出すことができます。

根づき 本当に楽な姿勢とは?

心身楽道では楽な立ち方についてお伝えしています。
最近、このブログで地面反力を通す正中線を通すというワークをご紹介してきました。

さらに足の裏に均等に体重をかけるようにバランスを取ると、力みが抜けて体の重みが地面の下に抜けるような感覚が生じます。
これを根づきと呼びます。

このとき同時に地面反力が身体に通ります。
地面反力が骨に通ると筋力で身体を支える必要がなくなり、力みが抜けます。
特に背中の緊張が取れて楽になります。
この状態を「骨で立つ」と言ったりします。

くるぶし、大転子(太もも横の出っ張り)、耳が一直線に並んだ外見上直立した姿勢が正しい姿勢とされています。
このように立つと踵に重心が載ります。
踵に重心を載せると背中側が緊張するので楽な姿勢とは言えません。

根づきは以前にも解説しましたが、難しく感じる方が多いのでもう一度取り上げます。
バランスが取れたときの感覚が分かりにくいと思います。

体内感覚がある程度敏感なら、地面反力が背骨を通って頭頂に抜ける感覚が分かります。
これが分からない方は呼吸が楽になったり、肩の力みが抜けるのを目安にします。

前後のバランスを取るときに最初はやや大きめに動かすと、前に傾けると体の前側に、後ろに傾けると背中側に緊張が生じることが分かります。
前後のバランスが取れてどちらも緊張が最少になると呼吸が楽になったり方の力みが抜けます。

「肩の力を抜いてください」と言われてもどうしたらいいのか分からないという方が多いのですが、根づきができていると自然に肩の力が抜けます。
動画では掌が内側に向いていたのが外側に開きました。
これが緩んだ状態です。

ほとんどの人が普段は踵に体重をかけていて、背中側が緊張しています。
緊張状態が続くと鈍くなってしまうため、せっかく緩んでも感じられません。

「欧米人はつま先重心の人が多い」とか「日本人はつま先重心の人が多い」という記事が見られますが、どちらも疑わしいと思います。
つま先に体重をかけると特にすねの前側が非常に緊張するため、そんな姿勢で長くは立っていられません。
実際につま先側に体重をかけてみれば分かると思います。

根づきのワークをやってもらうと「意外とグラグラしますね」とよく言われます。
踵に体重を載せると動きがロックされるので安定した感じがします。
根づきの状態では動きはロックされないので、常にバランスを取っている必要があります。
身体感覚に集中する必要がありますが、これが重要なわけです。

根づきについて「踵、母趾球、小趾球の3点に均等に体重を乗せる」と説明しているケースも見られますが、これだとやや前側に重心が偏ってしまい縦アーチのバランスが崩れます。

また、イメージを用いた技法がグラウンディングとして紹介されていますが、イメージだけだと緩まないので地面に引っ張られたような感覚が生じるだけで、力みが抜ける効果が得られません。

メルマガ第59回 肩甲骨が動かない原因は?

メルマガ第59回が配信されました。
「螺旋の方向に皮膚をずらすと緩む」という原理を肩の施術に応用します。
肩甲骨の可動域制限の原因が肩から離れた所にあることが体感で分かります。
緩みを取り切る手前で待っていると、その場所が緩んで肩甲骨が動くようになります。
整体のセミナーやスクールでは僧帽筋などの肩周辺の筋肉の説明とアプローチを教えることが多いのですが、それだけでは不十分だと考えられます。

メルマガ第58回 施術に対する意識を変える

メルマガ第58回が 配信されました。
施術を身体操作として捉えている方が多いですが、操作として行うと相手の体が防御反応を起こしても無理やり動かしてしまうことになります。
ほとんどの人が単純な腕や脚を引く動作すら強引に行ってしまいます。
それでは緊張させて逆効果になってしまいます。
施術を身体との対話と捉えて、常に反応を感じながら行うことで緩ませることができ、施術効果が出ます。
施術に対する意識を変えることが重要なのです。

手首のストレッチ

スポーツのウォーミングアップにストレッチを行う方が多いと思いますが、パフォーマンスとの関係を調べた論文では多くが効果が無いか、パフォーマンスが下がるとされています。
(参考文献:「運動前のストレッチングがパフォーマンスに及ぼす影響について-近年のストレッチング研究の結果をもとに-」2007)

エネルギーTVというメルマガ講座で「皮膚をずらす技法」という技法を紹介しています。
関節本来の動きである螺旋の方向に皮膚をずらす程度で伸ばすと緩んできます。
可動域や力の出方が改善する効果が得られるのでパフォーマンス向上が期待できます。

なぜ、普通のストレッチではパフォーマンスが下がってしまうのでしょうか。
普通のストレッチでは、曲げたところからさらに曲げようとします。
たとえば、手首を反らすストレッチの場合では指を押さえて手前に引くことで手首を反らし続けます。
痛気持ちいい感じがするのでいかにも効いているような感じがします。
実はこのとき伸張反射が起きて、筋肉は縮もうとします。

また、普通のストレッチでは螺旋の動きを無視して伸ばそうとします。
筋繊維の方向に沿っているため理にかなっているように見えて、本来の動きからずれてしまいます。

普通のストレッチが機械的に伸ばすのに比べて、 「皮膚をずらす技法」 は体と対話しながら優しく伸ばしていく感じになります。

「皮膚をずらす技法」 を応用した効果が出るストレッチについては後日動画を作りたいと思います。
(この形式の動画を作るの編集にかなり時間がかかります。)

メルマガ第57回 螺旋の動きを見ると緩む

メルマガ第57回が配信されました。
腕の螺旋の動きを再び取り上げています。
腕の螺旋の動きができるとできないので施術効果に大きな差が生まれます。
螺旋の動きはできていて当たり前の基本なのですが、できている人はごく僅かです。
施術家やトレーナーなどプロであってもほぼ誰もできないのです。
自分の体を動かしたときの違和感に気づかない人が他人の体を操作すると緊張させてしまいます。
今回は螺旋の動きを見ているだけでも緩むという実演を行っています。

地面反力を身体に通す



以前の記事「正中線を通す」のなかで「地面反力を通す」と書いたのですが、地面反力が身体を通るのを感じにくい方が多いようです。
手で壁を押すと反作用で壁が手を押し返してくるのですが普段はあまり気づきません。
たとえば、スケボーに乗った状態で壁を押すと反対側に動くので反作用が働いていることが分かります。
地面に立った状態で壁を押したまま腕の力を抜くと反作用の力が腕を通るのを感じることができます。
脚の場合は片足を前に出して力を抜くと後ろにのけぞります。
これが地面反力の作用です。
力を抜いたときに脚が動かないようにすると地面反力が身体の中を通るのを感じます。

地面反力を通すにはかかとを刺激しながら膝を曲げ伸ばしします。
高橋龍三氏の「安定した力みのないカラダの獲得 体軸棒で、体軸を作る」(DVD)を参考にしていますが、棒を踏む位置が異なります。
高橋氏のいう「体軸」は背骨の少し前を通るそうですが、背骨に地面反力を通すためにはかかとの中心部を刺激するほうが良いです。

地面反力が通った状態では他人を簡単に動かすことができます。
武道では地面反力を利用することが基本になるわけです。
前述のDVDでは合気上げなどを実演しています。
手技療法においても地面反力を手から相手に通すことで効果を上げやすくなります。

マンガ「バガボンド」に「地(つち)の力に気づかず己の腕に力を込めるほどに理は離れゆく」というセリフがあります。
すごく重要な言葉なのですが、ネット検索しても全然引っかからないので引用している人はいないようです。
「手技療法や武道の基本になります」と書きましたが地面反力を意識している人はほとんどいません

メルマガ第56回 骨を意識して動かす

メルマガ第56回が配信されました。
身体を動かす時は骨を意識して動かすと効率的に動かせます
しかし、なにげなく動かしているときにはほとんど骨を意識していません。
これでは力が伝わるときにロスが生じます。
このような微妙な力みが不調の原因になります。

骨を意識して動かしている状態になると、皮膚を引っ張られるなど邪魔されても動ける状態になります。
武道の名人の腕をつかんでも簡単に動かれてしまいますが、それと同じ状態になるわけです。

治療として行うと、力が出やすくなったり可動域が改善したりという効果が得られます。
手技自体は簡単に行なえます。

メルマガ第55回 気が出るテーピング

メルマガ第55回が配信されました。
螺旋の動きをサポートする テーピングをご紹介しています。
普通のテーピングでも可動域が改善したり、力の出方が改善する方法はありますが、気が通りやすくなるというのが特長です。
これによって 施術未経験の人でも相手に触れるだけで可動域を改善させることが可能になります。

受講生さんからご結婚の報告

しばらくお休みされていた受講生さんが久しぶりに来られたときに「おかげさまで結婚することになりました」と報告してくださいました。
おめでとうございます。
前回の講習のあとに街なかで「輝いて見えますね」という感じで声をかけられたそうです。
今までそんなことが無かったので警戒したそうですが、とてもいい人だったそうでトントン拍子で婚約まで決まったそうです。

「講習を受けた直後で気の状態が良かったためかな」と思ったそうです。
実際、施術や講習のあとは気の状態が良くなっています。
他人の気の状態が分かる人は少ないのですが、気の状態を良くしておくと良い出会いがあるかも知れません。