メルマガ第52回 音で緩ませる

メルマガ第52回が配信されました。
道具に気を通すことで緩ませる実演をしています。
手に気を通すと指を鳴らすことでも同じような効果を出せます。
楽器の演奏などに応用すると澄んだ音を出すことができます。

気を通すことができなくても緩む音階を筋反射テストで調べると、その音を使って緩めることができます。
キネシオロジーでは音叉を使ってセッションを行う方もいます。

正中線を通す

武道では「正中線を意識しましょう」と言われることがあります。
手技療法を教えている人にもそのように言う方がいらっしゃいます。
正中線という言葉の定義は「正面から見た上半身の中心線」とします。
骨格でいうとまっすぐ立ったときの仙骨~脊椎~頭頂のラインです。
横から見ると背骨のカーブになっています。
横から見ても直線に見える線としている人が多いですが、別の言葉を使ったほうがいいと思います。
正中線を意識すると武道の技が決まりやすくなったり、施術の効果が高まったりするといわれます。

「正中線を意識しましょう」と言われても、どうすればいいのか分かる方は少ないと思います。
イメージで意識する方法もあるようですが、あまり明確な方法は無いようです。
心身楽道では地面反力の感覚を頼りに探していく方法をお伝えしています。
地面反力が頭頂まで通った時に身体が緩んで気が通ります。
これが正中線が通った感覚です。
正中線が通ると気が出るため、単にイメージで意識しただけよりも効果が出ます。
最初は通った感覚が分かりにくいですが、慣れるとはっきり認識できます。

以下、具体的に手順を記します。

1.地面反力を感じる
足が地面を踏んだ時に作用・反作用の法則で地面から身体を押し返してきています。
これを地面反力といいます。
普段は意識しないので分かりにくいと思います。
細い円筒、または半円筒をかかとに当てて屈伸すると、脚を伸ばす時に地面反力が感じられます。
繰り返していると脚から頭頂まで地面反力が通った感覚が生じます。

2.足の開き方を調整する
立つ時につま先を平行にしている方が多いです。
これでは地面反力が脚の外側に逃げてしまいます。
このとき、太ももの外側が緊張します。
足を開く角度を調整すると、地面反力が骨を通って下腹部に集まります。
よく「腹に力を入れろ」と言われますが、自然に力が入るようになります。
無理に力を入れると逆効果になります。
目安はつま先の角度が約90°になるところです。
また、太ももの外側が緩みます。

3.左右の足への体重のかけ方のバランスを取る
上半身を傾けないようにして左右に動かします。
最初は大きめに動かして、動かしたときにどこが緊張するか感じとるようにします。
左右の足への体重のかけ方が同じになるようにバランスを取ります。
ぴったり合うと緊張が抜けて頭頂に力が通った感覚が出ます。

コツはとにかくゆっくり動くことと、両足にかかる体重を同時に意識することです。
重心を移動させるつもりで一点を意識するとうまくいきません。
やっていることはシンプルなのですが、難しく感じる方が多いです。
手順3での許容誤差がプラスマイナス1mmくらいです。
多くの方がゆっくりのつもりで1cmずつくらい動かしてしまいます。
頭頂に力が通った感覚も最初は分かりにくいです。
講習のときに近くにいる私はハッキリ感じるのに、できた本人はあまり感じていないということがよくあります。

動画の後半で受講生さんに正中線を通してもらい、相手(私)への作用を見ています。
向かい合った状態で正中線が通ったときに私がのけぞっています。
身体の正面から気が出るのに反応しています。
「気圧される」という言葉がありますが、まさに気の圧を受けるのを感じます。
気の感覚が無い人は気を受けても動きませんが、力を抜かれてしまいます。
剣道では「相手の正中線を捉える」と言うそうです。
自分の正中線や剣で相手の正中線を捉えていると相手は力が抜けていきます。
また、少し正面を外して向かい合い、一方が正中線を通すと相手は緩んで可動域が改善するなどの変化が出ます。
正中線を通すだけで触らなくても施術効果が出ることになります。
気の感覚のある方は動画で私が正中線を通したとき(49秒~)に気が出ているのを感じられると思います。

なぜ普通の気功教室と違って立つ練習から始めるのですか?とご質問をいただくことがあります。
動画のように、ちゃんと立てればそれだけでかなりの気が出るためです。
逆に言うとこれができないと気を使えるようにはなりません。
武道の技もできないし、効果の出る施術もできないということになります。

メルマガ第51回 股関節の正しいストレッチ

メルマガ第51回が配信されました。
皮膚をずらす技法を股関節に応用しています。
弱い刺激で効果を出せることを示しています。
股関節の可動域は股関節自体だけではなく、離れた部位の緊張がかなり影響します。
皮膚をずらすことで離れた場所の緊張を感じ取って緩めています。
普通のストレッチは動かす方向が間違っているうえに伸張反射を起こしてしまい、パフォーマンスが落ちる事が多いです

メルマガ第49回 指を緩める

メルマガ第49回が配信されました。
指の関節も螺旋の動きをするので、前回紹介した皮膚をずらす技法を使うと緩めることができます。
指の操作で手首や肘を緩めることもでき、腱鞘炎などの症状の改善が期待できます。
可動域制限や痛みの無い方も力の出方が改善します。

健康法の極意3改定のお知らせ

電子書籍「健康法の極意3」を改訂しました。
上級編に入れる予定だった内容を加えて加筆・修正しています。
タイトルも「パフォーマンスを上げる呼吸法」に改題しました。
呼吸法で氣を通すと力みが抜けて、スポーツのパフォーマンスや手技療法の効果が上がります。
自動では更新されないので、お手数ですがカスタマーサポートに連絡してください。
2~3週間後に値上げ予定です。

電子書籍

メルマガ第48回 皮膚をずらすと緩む

メルマガ第48回が配信されました。
皮膚をわずかにずらすことで可動域が改善したり、力の出方が改善します。
不思議に感じられるかもしれませんが、弱いほうが効果がでます。
物理的に作用させるのではなく、気を導いているためです。

メルマガ第47回 緩むと身体は整う

メルマガ第47回が配信されました。

緩みを起こす技法について解説しています。
無意識の緊張はなかなか緩めることができませんが、
この技法ができると緩めることができます。

手技療法で症状の原因を「筋肉の拘縮」や
「骨格の歪み」と見る先生が多いですが、
緩みを起こすことができれば自然と筋肉は緩み、
歪みは整うことを動画で示しています。

無意識の緊張が筋肉の拘縮や骨格の歪みを
引き起こしていたと考えられます。

ストレッチは弱いほうが効く

腰痛や肩こりの予防にストレッチをしている方が多いようです。
書籍やネットでストレッチの説明を見るとほとんどが「痛気持ちいいところまで伸ばしましょう」と書いてあります。
そこまで伸ばすと伸張反射といって筋肉がロックしてしまうことがあります。
伸ばす方向に少し皮をずらして待っていると緩んできます。

人によっては何をされているのか分からないくらいの弱い刺激ですが、
その方が体が緩んで可動域が改善するなどの効果が出ます。

手技療法家の方には離れた場所の緊張を感じたり緩めたりする練習としても優れています。

長岡で講習会

長岡で講習会を開催させていただきました。
今回は太極拳の愛好家4名様に呼んでいただきました。
特に気を出すと相手の力が抜ける現象にご興味を持たれたようです。
たとえば、対峙している時に自分の姿勢を整えて正中線ができると身体の正面に気が出て相手の力を抜くことができます。
以前メルマガでご説明したように、かなり精密に合わせないと気は出ません。
また、相手に接触した状態で力を抜くこともできます。
合気系武道の技は本来この原理を用いていると考えられます。
気の技法の武道的への応用は「健康法の極意2」で説明しています。

メルマガ第47回 無意識の声を聴く

メルマガ第47回が配信されました。
想念の施術効果への影響を体感していただきました。
正確には無意識が氣として反映されるので、無意識の声を聴く必要があります。
無意識の声を聴くというのが分かりにくいかもしれませんが、
自分がされて体感的に楽になることを相手にすればよいのです。


症状の原因を物理的に考えるのも患者さんのためを考えているようで、無意識は嫌がります。
「精神的につらい」と言っている人に「セロトニンが足りていません」というようなものです。
無意識が求めているのは共感してもらうことなんですね。