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続:発勁の原理

心身楽道の講習で興味をもたれる人が多いのが発勁です。
約1年前に発勁の原理について書きました。
拙著「健康法の極意2」により詳しく書いています。

自分と同じことを書いている文献が見つからないことにちょっと不安を感じていました。
というのは、あまりにも他の人たちが書いていることがバラバラだからです。
瞬間的に力を出すことや体重を手にうまく乗せることが発勁だと思っている人が多いようです。
「発勁とはすごく速く打つこと」と書いている人もいます。
密着した状態から打つ場合は速さが0なので当てはまりません。

物理学の「運動量保存の法則」を考えると速く打たないと相手は動かないはずですが、力を抜くことで勁を発生させると密着した状態からでも相手は動きます。
防御反応や気の概念なくして発勁は説明できません。

長岡でのセミナーを受講された菅原先生が「太極拳パワー」(スコット・メレディス)にも発勁の原理が書いてあるとおっしゃっていました。
以下Twitterからの引用です。


私は非常に「勁」に興味を持っているのだが、太極拳で言う勁は、相手の力を受け容れ、足下に流して跳ね返ってきたエネルギーを全身に浸透させ、発することである。
このことを明確に述べているのがメレディスの『太極拳パワー』と則本氏の『健康法の極意2 武道に学ぶ』である。


実は「太極拳パワー」を少し読んだことがあるのですが、内容以前に文章が読みづらくて挫折してしまいました。
とりあえず同じことを書いている人がいたということで安心しましたが、読みかけていたのに気づかなかったとはお恥ずかしいです。

「健康法の極意」シリーズは読んだだけでできるように努めています。
それでも講習を受けないと難しい部分がありますが。
講習では4~5時間で発勁ができるようになります。
(上記は受講者が2名の場合。時間は人数によって増減します)

武道に興味がない人でも施術や呼吸法には発勁の原理が必要になります。
発勁の原理を用いると、受け手に癒やしの気を満たすことが可能になります。
これができるようになるのは心身楽道だけだと思います。

先日の講習では試しに少し離れた場所から発勁を行ってもらっても受け手は後ずさりました。
ゲーム「ストリートファイター」シリーズの波動拳とか「ドラゴンボール」のかめはめ波みたいですが、お互いに緩んでいるとそうなります。
気功で弟子は動くけど初見の人は動かないというのは別に馴れ合いとかヤラセではなく、初見の人は力んでいて気を感じないから動かないのです。

セミナーご感想いただきました

先日長岡セミナーにご参加いただいた山宮先生からご感想いただきました。
ありがとうございます。


今まで、行っていた施術を見直さなければいけない時期にきているな…と、思っていました。
そのタイミングで、菅原さんから、則本先生のお話しを伺いました!(菅原さんありがとうございます)
「渡りに船」とは、まさにこのことでした。

実技は先生の研究がギュッと詰まった感じでした。
全てにおいて奥が深く、忘れ物をやっと思い出した感覚でした。
自分を見直すとても素晴らしいお時間を頂きました!

後日の施術では自分自身も楽で、クライアントさんにも満足していただきました。


(心身楽道よりコメント)
力を使った施術を行っていると、自分が疲れてしまうだけでなく施術効果も思ったように出ないことが多いです。
今回は立ち方、触れ方といった基本的なところから力を使わずに効果を上げる方法をご体験いただきました。
自分も楽でクライアントさんも満足された、と聞きうれしく思います。

呼吸法に関するご質問と回答

受講生の方から「呼吸法を終わるときは、普通の気功のように気を丹田に収めて収功すればいいですか」というご質問がありました。

回答は「最後は足に気を通すようにしてください。丹田に触れるとなお良いです」です。

収功というのは、頭の方に気が集まってしまうのを防いだり、発生した気を丹田に収めるという目的で行います。
頭の方に気が集まったままだと、偏差といわれる副作用で体に不調を感じることがあるとされています。
たいていの気功の本には収功や偏差について書いてあります。

収功の方法は足に気を下ろすイメージをしたり、丹田(へその下)に手を当てたりします。
また、丹田に手を当てて時計回り、反時計回りに回す方法もあります。

電子書籍「健康法の極意3」では「最後に足に気を通す呼吸法を行ってください」としか書いていませんでした。
これだけでも特に問題はないですが、丹田に手を当てると上半身の気が早く下りる効果があります。
手を重ねてもよいですし、へその裏に反対の手を当てておいてもよいです。
螺旋の意識が無いと気が下りにくいので、常に浮き身をキープするのも大切です。
電子書籍は近日この記事の内容を反映して改訂します。

電子書籍でご紹介した呼吸法はヒーリング能力の向上を目的としています。
自らの健康や施術の上達といった効果のほかに、武道の上達にも効果があります。
先日の講習では女性が踏ん張っている男性二人を簡単に押せるようになりました。
以前ご紹介した転神流もそうですが、気をトレーニングすることでビックリするような作用を及ぼすことが出来ます。
このとき筋力はなるべく使わない方がよいのです。

長岡セミナー開催しました

山宮先日ご紹介した菅原先生のご縁で長岡で出張セミナーを開催させていただきました。
受講者のお二人ともエネルギーワークのご経験があり、最初から気の感覚があり比較的スムーズに進めることができました。

武道や施術を何年もやっていてもできないことが、極意を知るとあっさりできるようになるのが楽しいです。
「健康法の極意3」でご紹介している呼吸法は施術効果を上げるだけでなく、武道の上達にも効果があります。
行った後は女性が男性二人を簡単に押せるようになったりします。


菅原先生からコメントいただきました(Twitterより引用抜粋)。
気の世界、心身の統一、その他、色濃く実習した。やはり、本で見るのと実際に習うのとは違う。
これまでは奥義としてごく一部の人しか知らなかったことが学べてしまうような感じでした。


写真は菅原先生と一緒に受講された山宮先生(女性専用ヒーリングルーム ルナ

仙台でセミナー開催しました

先日横浜まで受講しに来ていただいた上川名先生のご縁で、仙台でセミナーを開催させていただきました。
皆さんその場で触れるだけで可動域を改善させるようになったり、上下半身が連動する統一された身体操作ができるようになっていました。
ご参加いただき、どうもありがとうございました。


快笑整体院の堀込先生からコメントいただきました。

「則本先生、素晴らしいセミナーをありがとうございました。
施術、体術の奥義と言える内容を、分かりやすく、再現性高く伝えていただき、感動しました。
早速、来院者さまに関節の螺旋の動きを伝えております。
確実に施術がレベルアップすると確信しています。
本当にありがとうございました。」


手ごころ整体院の栗原先生からもコメントいただきました。
「昨日は貴重な極意をご教授して頂きありがとうございました^ ^
なぜ今までセミナー講師の先生と同じようにしても同じ効果が出せない理由がわかりました。
明日からの施術が楽しみです!!」

氣パワーTシャツ作りました(受注販売)

Tシャツ先月の記事で手から氣を出しているところを撮影・印刷したものの効果を検証しました。
印刷した紙を体に着けると可動域、力の出方、バランスが改善上しました。

今回は同様に撮影した手をもとに心身楽道/Qi-HEALのロゴを入れてTシャツにしました。
輪郭しか残っていないのですが、それでも同様の効果が得られました。

<iframe width=”560″ height=”315″ src=”https://www.youtube.com/embed/SZ4mnweNsBM” frameborder=”0″ allow=”autoplay; encrypted-media” allowfullscreen></iframe>

(バランスのテストは撮影し忘れていましたが、効果は出ます)。
着るだけで整体を受けたような状態が続くというわけです。

このTシャツを受注販売します。
希望小売価格は4500円です。
Tシャツにしては高いですが、小ロットのためプリント代が結構かかってます。
施術に同じ以上の金額をだしてもこれ以上の効果が得られるとは限らないので、機能を考えると格安です。

(商品概要)

・色にご希望に近い色をいくつかご提案いたします。

・長袖は5000円で、色のバリエーションは少なくなります。

・プリント方法
下地の色によって変わります。
濃色系は抜染で、淡色系はインクジェットでのプリントになります。
抜染は若干黄色っぽい色が残り、渋い感じの仕上がりになります。
インクジェットの場合、インクの色は選べます(白を除く)。

・オプション:白吹きプリント(500円)
紫、青、緑系などのボディカラーに一部抜染できない商品があります(ターコイズなど)
その場合、インクジェットで白インクを塗布する方法になります。
抜染できる色の場合でも、この方法の方がくっきりした白になります。

・ロゴオプション
心身楽道かQi-HEALどちらかのロゴを消せます。

・ご注文の流れ
半袖/長袖、色、プリント色(シャツが淡色の場合)、サイズ、枚数をご指定ください。
問い合わせフォームかメールで注文してください。
色やデザインの確認後、業者にプリント依頼します。
プリント・発送に4~8日程度要します。

・返品について
受注販売という性質上、返品不可とさせていただきます。
サイズなどをよくご確認のうえご注文をお願いします。

・在庫
動画で着ているものと同じものは1枚だけ在庫があります。
長袖(厚手の生地、ネイビー、Mサイズ)

大学教授の方が拙著を高く評価

菅原晴さんという方が「健康法の極意シリーズ」を少し前にTwitterで高く評価してくださっていました。
菅原さんは大学教授でエネルギーワークもされている方のようです。
武道の本やDVDを相当見られている方に評価していただき、ありがたく思います。

※三部作となっていますが、施術家向けの本と美容への応用を含めると5冊あります。
施術家向けの本が著書リストに入っていなかったので先ほど入れました。

以下引用させていただきます(一部修正しています)。


やはり今いちばん面白いのは、身体を入口として深い世界にいたるアプローチ。
それで武道なんかも研究しているが、則本純佑て人のKindle本三部作はよかったわね。
特に第二作の「武道に学ぶ」に興味をひかれるが、三作とも読み、実践する価値あり。


則本氏『武道に学ぶ』は、中国武術で言う「勁」をいちばんはっきりと説明しているものだった。
スコット・メレディスも、気が足に行って跳ね返ることは言っているのだが、彼の場合それが気の感覚というだけで武術的応用まで結びついていない。


則本氏の三冊、これは良書だ。このワークは取り組むに値する。


今日は則本氏の『武道に学ぶ』にあるワークをいろいろ練習した。
気を通して力を抜くと、足から気が出るが、地面で跳ね返って足にまた入ってきた氣を各所に誘導していく、というようなものである。


則本氏のワークで、勁というものが下から来るのがわかるようになってきた。
スコット・メレディスが言っていたのもこれか。


今日も身体操作や気について研究。
則本氏『武道に学ぶ』の練習をしてみたり、日野晃氏の『武道の解答』DVDを見直したり、いろいろ。
則本氏は武道の原則をわかりやすくまとめてくれている。

転神流の講習会

転神白書一時期、武道の動きなどを健康法や施術に活かせないかと武道の本をいろいろ読んでいました。
電子書籍「転神白書」(真仙明著)は最も参考になった本のうちの一冊です。
拙著「健康法の極意2」でも引用させていただいています。

今回、真仙明氏が東京で講習会を開くということで参加してきました。
隠し事をしないというのが転神流の特徴の一つで、いわゆる極意・奥義がポンポンでてきます。
武道では師匠ができていても弟子ができていないというケースがよくあります。
説明が難しい、というのと秘密主義で教えない、というのと両方あるようです。

心身楽道と転神流のメソッドは一部を除いて似ていませんが、身体を統一する、身体感覚を鍛える、氣の流れをコントロールする、氣を浄化する、とテーマはかなり共通しています。
心身楽道は主に立つ・歩く・触れるという基本的な動作からのアプローチで健康・癒やしを目的としています。
一方、転神流は主に武道の型からのアプローチで武道的な強さを目的としています。
武道と治療は真逆のようで表裏一体なので、心身楽道で武道がうまくなったり、転神流で癒やす能力が高まったりするのが面白いところです。

転神流では感謝することで技が決まるようになったり、相手の攻撃意志を奪えるようになると説きます。
私は氣心道という氣と心をベースにした武道を習っていたので当たり前に受け取っているのですが、転神流のネットでの評判を見るとそこで怪しいと思ってしまう人が多いようです。
体験してみれば一発で分かるのですが。
合気道の開祖である植芝盛平翁(故人)もかなりスピリチュアルなことを言っています。

そういえばマンガ「HUNTER X HUNTER」で武道の達人ネウロが若い頃に「感謝の正拳突き」をひたすら繰り返して強くなったというエピソードがありました。
作者の富樫さんが氣と心の原理を知っていたのかは分かりませんが、感謝すると氣の状態が良くなり、力みが抜けて統一体になるので非常に良い練習になり得るのです。

アマゾンもおすすめ、のようです

心身楽道の講習に来られた人にきっかけを聞いていますが、今日来られたKさんは「Amazonから来るおすすめメールに『ヒーリング・ウォーキング』(拙著)が入っていたので読んでみました」とのことでした。

Amazonの人工知能が過去の注文履歴などから推測してお勧めしているようですが、それなりに認知度が上がってきたのでしょうか。
中身まで判断しておすすめしていたら面白いですが。

講習の方は「遠くから来てみてよかったです」と言っていただけてよかったです。
書籍の性質上、どうしても直接指導しないと伝わりにくい部分があります。
本を読んでも分からなかったら是非講習に来てください。

踵重心?つま先重心?

以前お客さんから「つま先重心がいいのか、踵重心がいいのか」という質問がありました。
電子書籍「ヒーリング・ウォーキング」や当ブログで書いているように、足の裏に均等に体重を載せるのが一番楽です。
これが正確に出来た状態を「浮き身」や「根づき」と呼びます。
重みが下に抜けていく体感と、その反作用として身体が浮いているような体感が同時に発生します。
何が正しいかについてはいろいろご意見があると思いますが、心身楽道では一番楽な姿勢や動きを正しいと見なしています。

踵重心で検索して上位のサイトを見ると、書いていることが真逆です。
・踵に重心があるのは、不調のリスクが高まる。
・日本人はつま先重心が多いが、踵重心が理想である。

また、拇指球(親指の付け根のふくらみ)に体重を載せるのがいいという人もいれば、小指側に体重を載せるのがいいという人もいます。

このように諸説あるのですが、重心を一か所や一つのラインとして意識すること自体が緊張のもとになってしまいます。

重心は身体構造的に決まっていると捉えている人もいます。
典型的なのが「踵側、つま先側、親指側、小指側のどこに重心があるかは先天的に決まっている」という説です。

ちょっと試してみればわかりますが、重心の位置は身体を傾けたりすれば自分の意志で変えられるので、構造ではなく単なるクセの問題です。

つまり「体重の載せ方を意識していない」のが問題なのです。
足の裏に均等に体重を載せるというのはヨガや気功では昔から言われていて、片足立ちが安定するという効果はすぐに感じられます。
さらに繊細にバランスを取ると、上記のような根づきや浮き身といった体感が得られます。
毎日練習していれば大体2~3週間で身につきます。

ここまでバランスを取るにはかなり感覚を集中させる必要があります。
心身楽道では最初に浮き身を体験してもらいますが、武道を何年もやっていて「初めて浮き身が分かりました」という人も多いです。
また、「瞑想などを色々やってきましたが、初めてリラックスした状態を体感しました」という方もいます。

これは極意の一つですが、本当にリラックスしているときは身体感覚に集中しているのです。
整体などの施術においてはリラックスしていないと受け手をリラックスさせられないので、浮き身/根づきが出来ている必要があります。