カテゴリー別アーカイブ: 気功・ヒーリング

ハンドパワー、遠隔治療の秘密

以前「しくじり先生」でMr.マリックが「ハンドパワーはウソだった」と告白して話題になりました。
今でこそ「知ってた」と言われそうですが、テレビに出始めの頃は「超魔術」という超能力と紛らわしい演出だったため、詐欺師呼ばわりされたこともあったそうです。
それくらいマリックさんのレベルは当時としては飛び抜けていた、ということでもあります。

マリックさんでも離れた場所に物理的な作用を及ぼすことはできませんが、気の世界では人は無意識に作用しあっています。
作用としては「緊張させるか、リラックスさせるか」のどちらかです。
リラックスすると姿勢が安定するなど健康にプラスの効果があります。

触れずにリラックスさせる実験をしてみました。
あぐらで座っている人を横から押すと普通は簡単に倒れます。
これを少し離れた所から、倒れないようにしてみます。
ハンドパワーっぽいです(笑)。

遠藤喨及氏が体系化した「気のワーク」では利他的な想いを持つとリラックスして身体が安定することを体験します(参考図書:「気心道」)。
原理はこれと同じです。

リラックスというと背もたれに寄りかかってダラ~としているのを思い浮かべるかもしれませんが、芯はしっかりしていて他は力が抜けている状態です。
動画のように横から押しても倒れないというのがリラックスしている目安になります。

リラックスさせると骨格も整うので、一見すると触らずに骨を動かしたりしたように見えます。
私も以前遠隔治療に関する記事を書いて実演しています。
触れない治療は知らないと不思議に感じますが、原理は実は「リラックスさせる」ことです。

治療においては受け手をリラックスさせられることがテクニック以前の基本になりますが、ほとんどの施術家はそれ以前に自分自身がリラックスできていません。
施術者が緊張していると、受け手にはダメージを与えてしまいます。

触れない治療よりも触れたり圧したりする方が効果が大きいのですが、緊張させてしまった時のダメージも大きくなります。
従って、触れない<触れる<圧す、といった順に難しくなります。

マッサージは簡単だと考えている人が多いのか、チェーン店だと未経験者を2週間だけ研修してお客さんにつかせるところが多いです。
そんな素人の施術でもある程度は気持ちよく感じるのは、一旦痛みを感じてそれから解放された時の気持ちよさを感じるためです。
ベテランならいいかというと、何年やっていてもリラックスさせられる原理を知らないと治療効果を出せるようにはなりません。

リラックスは治療に限らず歌唱などの発声や楽器演奏、ダンスなどの表現においても重要です。
本人が緊張していると、見たり聞いたりしている側は無意識に不快感を感じます。

リラックスさせるための原理やメソッドは専門家にもほとんど知られていません。
ご興味のある方は心身楽道までお問い合わせ下さい。
リラックスさせるのはもちろん、次のステップである癒しの気を満たす段階まで短期間でマスターできるようにプログラムしています。

体軸感覚は自分で養える

最近、トレーナーが身体に触れて体軸を整えるというテクニックの話を聞きました。
調べてみるとかなり高価ですが、比較的長期間にわたって効果が保つそうです。

体軸を整えるテクニックも良いところがあると思いますが、本来は自分で体軸感覚を養成していくべき、というのは異論が無いところだと思います。
自分で体軸感覚を養成するには身体感覚に注意を向けて練習をするしかありません。

そもそも体軸というのが何なのかは人によって定義が違っていたりします。
体軸に関する著書も多い高岡英夫氏は身体の中心を貫く真っ直ぐな仮想の線である「センター」を体軸としています。
著書の中で内踝の下の「ウナ」というポイントを刺激するトレーニング方法を紹介されています。
これを行うと地面から力が体の中を上がっていく感覚があります。
(地面反力といって地面を踏んだときの反作用で上がってくる力)

センターは肉体の外部を通ったりするので完全に意識するのは難しいのではないかと思います。
また、土踏まずの一点に意識を集中するというのは不自然な感じがします。

中島章夫氏は体軸という言葉は使っておらず「骨を骨なりに積み上げて立つ」という言葉を使っています。
骨の感覚は普段意識できないかもしれませんが、慣れてくると骨なりに立てているか分かるようになってきます。

回旋動作も背骨を中心に行われるので、個人的には骨なりに立ったときに地面反力が通る経路である背骨を体軸と見なしたほうが感覚的に分かりやすいのではないかと思います。
高岡氏のセンターとは異なっていますが、要は軸の感覚があって効果が出ればいいわけです。
骨なりに立てていない人はどこかで力んでいるので、体軸をどうこう言っても意味がありません。

足への体重のかけ方について、中島氏は「足の接地する部分に均等に体重がかかる」と書いていますが、別のところでは足の甲の中心に体重を載せる前重心を推奨しています。
この二つが同じかどうかはちょっとはっきりしません。

気功や仙道を日本や欧米に紹介した謝明徳氏は足の接地面に均等に体重を載せることを「根づき」と呼んで重要視していました(参考図書:「鉄布衫功」)。
参考図書には根づきを達成するための方法は詳しく書かれていません。
根づきができると浮いたような感覚になるので「浮き身」と呼ぶこともあります。
さらに、余計な力みは抜けて骨なりに立っている状態になります。

河野智聖氏は身体をこする操作によって「浮き身」に近づける手法を紹介しています。

まとめると、
・高岡氏:足裏の「ウナ」を意識して、「センター」を作るメソッドを紹介した。
・中島氏:「骨なりに立つ」、「足の裏に均等に体重を載せる」ことについて言及している。
・謝氏、河野氏:足の裏に均等に体重を載せる浮き身/根づきについて言及している。
・浮き身、根づきができると骨なりに立てるが、自分で調整する方法は記述が見つからない。

心身楽道では他のメソッドを応用して浮き身/根づきの練習法を開発しました。
地面反力を頭に通す感覚を養成した後に、前後、内外のバランスを取ることで根づき/浮き身を習得していただいています。

1)踵の中心を刺激して地面反力を頭に通す感覚を養成します。
踵の中心を刺激するのは「ウナ」よりも地面反力が伝わる感覚が分かりやすいためです。
ただし、踵重心になっているため若干不安定です(右図の左)。

2)1の状態を維持したまま前後、内外の方向で正確にバランスを取ると、重みが下に抜けると同時に身体が浮くような感覚が得られます。つまり、浮き身/根づきの状態になります。
このときは後ろ側に荷重がかかっても安定しています(図の右)。

正確にバランスを取るところがちょっと難しいのですが、直接お伝えした場合はほとんどの人はその場でできるようになります。
さらに2~3週間練習を続けていると瞬間的に浮き身/根づきの状態にできるようになります。
詳しくは心身楽道のサイトか、拙著「ヒーリング・ウォーキング」をご参照下さい。

私の行っている施術では受け手の方の「気の状態」を良くしているのですが、気の状態も自分で良くすることができます。

浮き身/根づきを基礎として、螺旋の意識、身体の連動、呼吸法、心のあり方など種々の要素が含まれるので習得に時間はかかりますが、気の状態をよくできるほぼ唯一のメソッドですのでその価値は十分にあると思います。

時間がかかるといってもエッセンスを凝縮しているので70分の講習を6回で一通り学べます。他の気功教室などに比べると非常に速く上達できるシステムになっています。
ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

気の出るテレビ!?「クレイジージャーニー」

前回は「ここ十数年の日本人の気の状態が悪化してきた」ということと「管楽器奏者など呼吸法ができている人は気の状態がいい」というお話でした。

以前は「芸能人にはオーラがある」と言われることもありましたが、近年は画像や動画で見る限り、アイドルと呼ばれる若い人でも気の状態は良くありません。
気は低い方に流れるという性質があるので、バラエティなどの番組を見ていると気の状態は悪化していくということになります。

気の状態を良くする番組は無いのかというと、自然や動物のドキュメンタリーがあります。
エンターテイメント性に優れているのは「クレイジージャーニー」です(TBS、木曜日11:56~)。

この番組は気の状態がいいゲストの方が多く出演しています。
ご存じの方も多いと思いますが、そうでない方のために書いておきますと、ゲストの方は希少な爬虫類を捕まえにわざわざアフリカまで行ったり、洞窟を探検するために海外に行ったり、昆虫を食べに東南アジアまで行ったりするような方々です。
アフリカや東南アジアの現地の方々も気の状態が良いです。

ゲストの方に共通しているのは本当に好きなことを楽しんでいるということです。
好きなことを仕事にしている方も多いです。
ゲストの方が「子供みたいと言われる」とおっしゃることが多いですが、そこが結構重要だと思います。
ということで「好きなことを全力で楽しむ」というのは良い気の状態を維持する一つの方法だと推測されます。

健康法として早く気の状態を良くするには当院で行っている気功教室、心身楽道の健康基本コース(5時間)をお薦めします。

現代人の「気」が危ない?

電子書籍先日出版した電子書籍「オーラを綺麗にして魅力を上げる美容法」のなかで「魅力を数値化する」という技法をご紹介しました。

「魅力は0~100の範囲で何々以上です」のように聞いて筋反射テストを行うことを数回繰り返すことで数値化できます。
100が本来の魅力がでている状態、0は全くでていない状態と捉えられます。
赤ちゃんは100に近いですが、年を取ると下がっていきます。
電子書籍では魅力を上げる方法をいくつか紹介しています。

「気の状態」も同じように数値化できます。
自分やその場にいる人だけでなく、写真とか動画に写っている人でも同様に数値化できます。
ホンマかいな?と思われるかもしれませんが、誰でも少し練習すればできるようになります。
これも0~100で数値化するのですが、赤ちゃんでも8くらいで、20歳以上の大人はマイナス100以下の人がほとんどです。

赤ちゃんでも8って低すぎないか、と思われるかもしれません。
動物もほとんどが8くらいで、100に近いのは植物です。
気功をやっている方はご存知だと思いますが、植物はすごく気がでています。
今マイナスの人でも、後で紹介する呼吸法を練習していると100以上まで上がります。
また、0を最小に設定しているのにマイナスの数値が出るのは本来おかしいのですが、それくらい気の状態が良くないと考えられます。

気の状態がプラスの人が近くにいると、胸のあたりが軽く感じます。
逆に、マイナスの人が近くにいると重苦しさを感じます。

20世紀と比べると、当時の人のほうが気の状態は良かったようです。
ほとんどの方は大人になってもプラスを維持していて、マイナス100以下というのはガンなどの病気で早逝した方くらいです。
数値的には現代人はいつ症状が出てもおかしくない気の状態の人がほとんどのようです。
若い方の乳ガンは増えているようですが、他の病気については統計が見つけられませんでした。

どうやったら気の状態は良くなるのか、ということが気になると思います。
ヨガ、気功、整体・マッサージなどは気の状態の改善に効果がありそうですが、残念ながらこれらを専門に行ったり教えている方でもほとんどの場合、気の状態はマイナスです。

気功家や治療家が気の状態が悪いというのはシャレになっていませんが、おそらく呼吸法ができていないと思われます。
イメージでも気が通ったりしますが、それだけだと一時的な効果しかありません。

当院で行っている気功教室「心身楽道」の健康基本コースでは5時間くらいで自分で気の状態を良くする呼吸法を習得できます。
練習していると気の状態が良くなり、数値は100を超えて上がります。
100というのは植物並に気が出ている状態です。

体感的には「すごく流れが良くなった」とか「身体が軽くなった」と感じられます。
独習はやや難しいですが、電子書籍「健康法の極意2 元気玉の作り方」でも呼吸法を公開しています。

また、当院で施術を受けると一時的に気の状態の数値が100近くまで上がります。
ここまで気の状態を良くできるのは、世界でほとんど唯一だと思います。

気功以外では管楽器の奏者やフリーダイビングの選手は気の状態の数値が10~20の人がいます。
演奏や競技で要求される深い呼吸と気の状態にはかなり関係がありそうです。

呼吸と同じか、それ以上に大事なのは心のあり方です。
気と心の関係についてはタオ指圧創始者の遠藤喨及氏が体系化されています。
電子書籍「健康法の極意2 元気玉の作り方」でもいくつか気の法則をご紹介しています。

気の状態と健康について共同で研究したい方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。

・文中に出てきた電子書籍
「オーラを綺麗にして魅力を上げる美容法」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0752DJTGC/

・「健康法の極意2 元気玉の作り方」
https://www.amazon.co.jp/dp/B074DFZM2Q

気で美しくなる 目力を上げる方法

最近、将棋の藤井四段の連勝記録を止めた佐々木五段の「目力がすごい」と話題になりました。
「目力が強い」というと、佐々木五段のように目が大きいとか、目つきがきつい感じを言うことが多いようです。
女優でいうと柴崎コウさんが挙げられるようです。

こちらのネット記事では目力が強すぎても良くない、ということで、赤ちゃんの柔らかい目力を目指すことを提案しています。
赤ちゃんの視線を「純粋に相手に関心を寄せる視線」としています。

ここでは「柔らかい目力」を上げる方法をご紹介します。

まずは、相手の幸福や健康を願う「肯定的関心」を持つと柔らかい視線になります。
人を評価しようとして見ると「上から目線」になってしまいます。
まさに目は心の窓なんですね。

さらに柔らかい視線にするには、以前ご紹介した「気を入れて、力を抜く」というテクニックを視線に応用します。

1.対象を見ながら、その向こうを見ようとする。
2.その感覚を維持しながらフッと力みを抜きます。

視線が突き抜けた感覚と視線が逆流してくる感覚が同時に発生します。
前々回の記事「視線を使ってゾーンに入る」と同様に、一点を見ている状態から全体を見ている状態になります。
視線から力みが抜けて、さらに柔らかい視線になります。

視線や意識の使い方を応用すると、見るだけで治癒効果を出すことも可能になります。
ご興味のある方は、以前の記事「謎の整体 見て治す!?」をご参照ください。

浮き身/根づき/統一体

足のアーチ最近の記事で「浮き身」を前提にしたワークをいくつか紹介しています。
これ抜きで健康法、武道、手技療法などはありえないくらいの基本なのですが、できている人はあまりいません。

当院の気功講座「心身楽道」では初回に浮き身を体験していただいていますが、難しいと感じられる方もいらっしゃいます。
浮き身については心身楽道のサイトにも書いていますが、母趾球、踵、小趾球の3点の荷重が同じになるようにバランスを取ります。

これにより図のような足の縦アーチ(内側、外側の2つ)と横アーチのバランスが取れて最も効率よく体重を支えられるようになっています。
カメラの三脚も一つの脚に少しでも重さが偏ると途端にバランスが悪くなりますが、それと似ています。

足に体重を預けられると全身の力が抜けて、楽になります。
身体が浮かんでいる感覚と、根づき(グラウンディング)の重みが地面に抜けていく感覚が同時に生まれます。

昔は下駄などでバランス感覚を鍛える身体文化があったのですが、それが失われた現代では意図的にバランス感覚を鍛える必要があります。
バランスを取るのは普通に思っているより丁寧に感じながら行わないとできません。
これを動画で示しますが、予想通り非常に地味な動画になってしまいました(笑)
動画のように外見上はほとんど動かないくらいのレベルで微調整していきます。

これができると身体を一つにして使うことができます(統一体と呼ぶことがあります)。
動画のように腕を前に出すと身体もついて来ます。
動画では説明していませんが、螺旋/バネの力も働くようになるので、片足に重心を移すだけで身体が前に進みます。
これを繰り返すと平地なのにゆるい坂道を下りているような感じで、筋力はほとんど使わずに歩くことができます。
これが私の提唱しているヒーリング・ウォーキングです。
より詳しくは拙著をご参照ください。

癒しの武道 発勁/寸勁の原理

自分の拳と相手との距離がほとんど無い状態から相手を打つ「発勁」をマンガなどでご存知の方も多いと思います。
(正確には至近距離からの発勁のことで「寸勁」というようです。ブルース・リーのワンインチ・パンチも寸勁と似たものだそうです。)

ネットでやり方や原理の説明を調べても具体的な記事はほとんど無いようです。Yahoo!知恵袋に「勁を蓄えて、力を抜くことで勁を発する」という主旨の回答がありますが、これだけでは分かりにくいと思います。
Youtubeにも発勁の原理を説明している動画がありますが、分かりやすいものは見つかりませんでした。

マンガだとかなり誇張されていますが、ワンインチ・パンチの動画を見ると分かるように実際には身体を使って打っています。
Wikipediaを見ると、「一般の武術に関する書籍に紹介されている発勁(とされているもの)は体重の移動による『突き飛ばし』であるが、これらは発勁の構成要素の一部であり発勁そのものではない」、「格闘技における殴打技とは、根本的な身法が大きく異なる。」とあり、どうも体重を載せて打っただけの打撃とは根本的に違うようです。

実際に押された人の感想としては「急にすごく異質な押され方したよ!という感触で、ちょっと言葉にしがたい」というのがありました。
普通に体重移動で打ってもこういう感想にはならないと思います

手技療法の押圧の原理が発勁の原理と共通していると思われるので、説明してみたいと思います。

1 ポジティブな想いを持つ
ポジティブな想いというのは「相手の幸せを願う」とか「世界に良きものを与えたい」という利他的な心です。
このような心を持つことで身体に気が満ちて余計な力が抜けます。

心によって技のかかり方が変わることはタオ指圧創始者である遠藤喨及さんの著作に記されています(参考図書:「気心道」など)。
技をかけるため、という不純な動機でポジティブな思いを持つと邪気になりますので注意しましょう。

物理的に押そうとすると、相手に防御反応が働いて力がぶつかる状態になってしまいます。
パラドックス的ですが、相手にダメージを与えるという格闘技的な意識と真逆の方が相手を動かせます。
合気道の創始者、植芝盛平翁(故人)も「争う心のある人間は、はじめから負けているのである」とおっしゃっています。

2.重心を下げる

重心を下げるには浮き身ができていることが前提になります。
脚の螺旋の力を地面にねじ込んでいくようにします。

螺旋の力については心身楽道のサイト、より詳しくは拙著「ヒーリング・ウォーキング」をご参照ください。

重心を下げるときに太ももに力を入れてしまう方が多いですが、力みがあると相手に作用させにくくなります。

重心を下げた時に、手には相手を押す力が働き抵抗を感じると思います。
手に力を入れて押したくなりますが、力を抜いて相手の力を受け入れ、その力でさらに重心を下げていきます。
これにより力(勁)がたまっていきます。

3.重心を下げるイメージは維持して、力を抜く

これ以上重心を下げられなくなったら、重心を下げるイメージはそのままで力を抜くと、さらに重心が下がると同時に溜めていた力(勁)が手から解放されて相手が動きます。

以前の記事の「気を入れて力を抜く」と同じ原理ですが、ちょっと難しいかもしれません。

力を抜くと相手の防御反応も無くなって気が通りやすくなっているので簡単に動きます。
押された側は物理的に押されたのは異なる感じを受けると思います。
これはいわば「癒しの武道」なので、受けると気持ちがいいし、やる方も癒しの力がつきます。

手技療法においては力むと相手に防御反応が起こるので、力まずに動くことが必要です。
現状は筋力や体重で圧す人がほとんどで、このような原理を知っている人もほとんどいません。

格闘技的に相手にダメージを与える技を知りたいと思って読まれた方もいらっしゃったかもしれませんが、壊す方には興味が無いので悪しからずご了承ください。
「Dr.Fの格闘技医学」という本に「強くなりたい、と思って格闘技や武道を始めたはずなのに、怪我や障害で人間として弱くなってしまう人が多い」とありました。

癒しの気功、心身楽道は健康になり「勁(つよ)く」なる原理、メソッドを分かりやすくお伝えしていますので、ご好評いただいています。
講習は基本マンツーマンで、お好きな時間を予約していただくフリータイム制です。

極意!気を入れて力を抜く

武道や手技療法など色々なところで「力を抜きましょう」と聞くと思いますが、この力を抜くというのがなかなか難しいものです。

武道だったら相手を動かさなければならないし、指圧やマッサージなら相手に手指で圧を加えるので、力を抜いたらできなさそうな気がします。

高岡英夫氏が「ゆるむとたるむは違う」と書いているようです。
高岡氏とは解釈が違うかもしれませんが、ここでは
緩む=「気を入れて力を抜く」
弛む=「力も気も抜く」
と解釈します。
検索してみたら書家の武田双雲さんなどが同じことを書かれていました。

この違いを体感的に分かるようなワークを紹介します。

腕に気が流れているイメージをすると人が肘を曲げようとしても曲がらなかったり、ねじろうとしてもねじれなかったりする、というのは気功や合気道の教室で体験された方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは一歩進んで「気が流れたイメージを維持したまま力だけを抜く」ということをしています。

1.腕の中に気が通り、それによって腕が伸びているイメージを持ちます。
2.イメージを維持したまま、肘など抵抗を感じた部分の力を抜きます

力を抜くことで全身を一つに使えるようになり、ねじりに来た相手をはね返しています。

これができるためには気(イメージ)で伸ばしている感じと、力で伸ばしている感じが分離できていないといけませんが、そこがちょっと難しいかもしれません。

これから紹介する予定の呼吸法やストレッチなどの基本になるので是非マスターしていただければと思います。

占いと治療

占い先日のNHK Eテレの「ねほりんぱほりん」再放送で、ゲストの予約3ヶ月待ちの占い師さんのお話が治療と類似点があって興味深かったです。

末期ガンで余命2~3ヶ月と言われていた方が余命を聞きに来て、占ってもやっぱりあまり良くなさそうだけど「あんたしぶといから、あと10年生きるわ」と答えたら7年生きたそうです。

各種の占いも勉強されているのですが、結果をそのまま伝えるのではなく、相手を見て望んでいることを言ってあげるようにしているそうです。

私の学んでいるタオ指圧では「共感的想像」といって相手が幸せになるには何をすればよいかを想像します。
意識では給料が上がって欲しいとか、恋人が欲しいとか表面的なことを願っていても、潜在意識の奥では人の幸せを願い、人の幸せを喜び、人の願いを叶えたいと願っているものです(潜在意識も深さによって内容が異なります)。
術者は意識的に人の幸せを願い、人の幸せを喜び、人の願いを叶えたいという気を出すことで患者さんも癒やされるという仕組みです。

受ける側も「これなら良くなる」と思うと実際に改善が早かったりします。
手技療法家でも物理的な施術をする方が多いのですが、実際の治癒は潜在意識の力によるものが大きいのです。

セルフヒーリング 身体イメージ編

水人間浮き身やヒーリング・ウォーキング(楽歩)の練習を続けていると、身体が緩んできて身体が水で出来ているような感覚になります。
参考記事)
浮身について
ヒーリング・ウォーキング(楽歩)

さらには足以外はほとんど重さを感じず、足底だけオモリがついている風船のように感じることもあります。

このような身体感覚が得られるまでに数週間かかることもあります。
補助練習として身体イメージを利用すると、容易に上記の身体感覚が得られます。

次の1,2のイメージで胸に手を当てたときの感覚に集中します。
以前ご紹介したほかのセルフテストでもよいです。

1)身体は固体(筋肉とか骨のイメージ)だと思う。
2)身体は液体(水)だと思う。

1は重いとか苦しい感じがして、2はそれより楽になるはずです。
セルフテストは潜在意識に一致するとリラックスして楽になったり力が入ったりします。
身体は固体だと認識している方がほとんどだと思いますが、潜在意識は身体を固体だと認識していないのですね。

以前ご紹介したエモーショナル・ストレス・リリーフの応用で、思い込まされている認識をクリアします。

ESRおでこに手を軽く当てます。
できたらちょっと出っ張った所を探して触ってください(前頭隆起)。

おでこに触ったまま、1と2を5秒おきくらいに繰り返します。
1のイメージをしてもあまり苦しくなくなったら終了です。

「身体はエネルギー」だと思って同様のワークを行うと、さらに身体感覚が軽くなるはずです。

まだ先があるのですが、今回はこの2つを是非お試しください。