カテゴリー別アーカイブ: 気功・ヒーリング

氣を感じるコツ

氣を感じるというのは手技療法においても武道においても重要な要素です。
施術家なら、受け手を見たり触れたりしたときに相手の状態を感じることができれば、効果的な施術が行なえます。
武道なら、相手が攻撃するときの気配が分かると非常に有利です。

氣を感じる方法について書かれたものはあまりありません。
私が以前ある方に習ったときは「ひたすら対象に集中してください」と言われました。

しかし、集中しようとすると緊張してしまうケースが多いようです。
たとえると、暗いところで目を凝らすようなものです。
対象が人の場合、相手は探られたように感じ緊張してしまうため氣を感じにくくなります。

暗いところで対象を見たいときは明かりを点ければいいですね。
氣の場合、明かりを点けるのに相当するのは「相手に良くなってほしい」などの肯定的な関心を持って癒やしの氣を出すことです。
これによって、自分も相手もリラックスして融合した感覚が生じます。
この感覚が生じれば、自然に相手の状態が自分に映ります。

植物を相手に氣を送ると、氣がすぐに返ってきて、気持ちよくなります。
人が相手だとなかなか氣を返してくれなかったり、時には反発するような氣が返ってくることもあり、ちょっと大変です(笑)。

それでも氣を送っていると、相手の動きが悪いところや、動こうとするときの気配が比較的容易に察知できます。

しばらく氣を送っているとヒーリングにもなります。
触れなくても効果はでますが、触れた方が効果が高いです。

「施術家だったら相手に良くなって欲しいと思うのは当たり前じゃないか?」と思われるかもしれませんが、現在の整体手技は「身体の悪い部分を探して矯正する」という物理的なものが多く、触れた時点で相手を緊張させている方が多いです。

「筋膜などの組織を意識して触診しましょう」と教える人が多いのですが、実はこれでは相手を緊張させて、ダメージを与えてしまうのです。

気のヒーリング効果で相手の力を抜く

心身楽道では「癒やしの武道」を研究しています。
武道で相手を動かそうとする時、まずは身体の使い方を工夫します。
身体操法については「健康法の極意2」で基礎的なことから解説しています。

それに加えて、気でヒーリング作用を起こすことで自分と相手との融合感がある状態になると、相手は力が抜けた感覚になり比較的容易に相手の身体を動かすことができます。

自分が戦意が無い状態、さらには相手に対して優しい気持ちを持つほど融合感が出やすくなります。

動画ではまず小指一本で腕相撲に挑戦しています。
次に親指で相手の掌を押すのに挑戦しています。

あえて身体操作は封印して気を通した効果だけ見ています。

気を通すにはイメージを使う方法や、発勁と同じ原理を使う方法があります。
後者を心身楽道では「力を抜いて気を通す技法」と呼んでいます。

気を通されてもそれを感じられれば返すことができます(少年マンガみたいですね)。

透明感のある気が通せれば、返そうとしてもできません。
透明感のある気を通すには、相手への思いやりと意識のコントロールが必要になります。
この進化した「透明な気を通す」技法は健康気功講座を一通り学ばれた方に、上級コースでお伝えしようと考えています。

コミュニケーションでいうと、適当に頼まれると断りたくなりますが、こちらのことまで考えてもらったうえで頼まれると引き受けたくなるのに似ています。
武道も殴ったり蹴ったりではなく非言語コミュニケーションと捉えると、痛いのが苦手な人でも楽しめます。
心身楽道の癒やしの武道は暴力反対です(笑)。

親指で掌を押すのは意味が分かりにくいかもしれません。
押せないということは相手に防御反応を起こさせてしまっているということです。
防御反応が起きると心身が緊張して筋肉は固くなります。
つまり、押せない人にマッサージされると身体が固くなります。
施術家の実力チェックにも使えます。

押せるということは逆に緊張を抜くことができ、筋肉も緩めることができます。

施術も単なる身体操作ではなく、非言語コミュニケーションなんです。
最近、受講生さんがこれを意識したら施術効果がすごく上がったと報告してくださいました。

精神的な要素を重視する武道には遠藤喨及氏の創始した気心道、真仙明氏の創始した転神流などがあります。

転神流でも技法を行うことで「合気道の達人のような無効化する力がでてきます」(転神白書)と述べています。

第2回仙台セミナー

昨日、第2回仙台セミナーを開催させていただきました。
特に、頭に触れて離れている箇所の可動域を改善する技法に皆さんご興味を持たれたようです。

さっそく施術に活用されたご感想をいただきました。

「昨日教えて頂いた頭部へ触れる技法で肩回りの筋肉のコリや関節の動きが激変して大変びっくり不思議がられました。
大変感激してくださり次回の予約もいただくことができました。
ありがとうございました!」

「(施術前に)首のことは全く聞いてなかったんですが、頭へ触れる技法を行ったら施術後に突然、何年も上を向くと痛かった首が痛くなくなったと大変感激して頂けました」

下の動画リンクは「緩みを発生させる技法」の練習風景です。
遊んでいるみたいですが(笑)。
動画リンク(5秒)

気功に対する誤解

前々回の記事を見た方から、1月のTV番組「マツコ&有吉 かりそめ天国」でドランクドラゴンの鈴木拓さんが「相手が誰でも気で飛ばせる」と豪語する気功師と対決した、と教えていただきました。
この気功師さんは日本で初めて気功道場を開いた方だそうで、2006年にも気功治療家としてテレビに出たことがあるようです。
一方の鈴木さんはグレーシー柔術を23年続けているそうです。

気功師が弟子の方を飛ばすデモを見せた後、鈴木さんに5分間気を入れる動作をしました。
そのあと10分間気を送っている動作をしたのですが、鈴木さんはほとんど動きませんでした。
アシスタントプロデューサーの女性はちょっとだけのけぞりました。

Twitterで部分的に動画が上げられています。
ネットでは以下のようなコメントが見られました。

1「気功は催眠みたいなもの」
2「強力な思い込みなのかな」
3「気功って受けとる側も気を感じてないと効かないものらしい」
4「動いたのは手を近づけた反射でのけぞっているだけ」

これらについてコメントすると以下のようになります。

1.別の技法です。
2.感じる人ははっきり感じるので思い込みではありません。
「気は思い込みだ」と思いこんでいる人は感じにくいというジレンマがあります。
3.正しいです。気を感じるには緩んでいる必要があり、力んでいる人は感じません。
4.今回の場合はかなり近くから手を払う動作をしていたので当てはまっているかもしれません。
動く時はほとんど手を動かさなくても動くので反射では説明がつきません。

気についてなかなか正しい情報が広がらないのは、未だに「人を飛ばすのが気功」というイメージで扱われていたり、見る側がヤラセを疑ってしまうということもありますが、誰でも気を有効利用できるメソッドが無かったという問題もあります。

気功を何年か習っていても使えるようになっている人は少ないです。
気功を教えるところは気功っぽい体操教室になってしまっている所が多いように見受けられます。

心身楽道では誰でもできるようにいきなり極意を教えるので、早ければ一日で気で相手を動かしたりできるようになります。
動かすこと自体は気が使える目安でしかありませんが、それができれば手技療法や武道に応用できます。

螺旋の力 補足

受講生の方に「ヒーリング・ウォーキングのときに螺旋の力がどう働いているのかよく分かりません」というご質問をいただきました。

拙著「ヒーリング・ウォーキング」の最近までの版ではあまり詳しく書いていなかったのと、一部図がおかしかったので改訂版で説明を加えました。
購入済みの方は新しい版をダウンロードしてください。
表紙が黒いものが新しい版です。

ここでは螺旋の力の簡単な説明と、追加した部分を少し編集して掲載します。
螺旋の力というのは関節を本来の動かし方で使ったときに働く力です。
骨や関節の構造がバネのような形になっているので螺旋の方向に力が働きます。

ほとんどの人が関節を蝶番のようなイメージで使っていて螺旋の力を使えていません。
ヒーリング・ウォーキングでは関節を本来の動かし方で使い、螺旋の力を利用することで自動的に進むような感覚が得られます。

右足が接地してからしっかり着地するまでは右脚を外にひねり、身体を時計回りに回転させる下向きの螺旋の力が働きます(図A)。
この力で左足が前に出ます。
螺旋の力

図でオレンジ色の線は下向き、緑色の線は上向きの螺旋の力を示します。

右足に体重が載ると地面を踏む力の反作用で上向きの螺旋の力が発生します。
上向きの螺旋の力は右脚を内にひねり、身体を反時計回りに回転させる働きをします。

このときに左足が十分に前に出ていないと、地面を踏むと上向きの螺旋の力が左足を後ろに下げる働きをします(図B)。

ヒーリング・ウォーキングのときは右足に体重が載った時点で左足が右足より前に出ています。
この場合、上向きの螺旋の力は左足を左前方の方に進めるように働き、身体も前に進みます(図C)。
外側に捻られた右脚が元に戻っていくのに身体は前に進んでいくので、右足を観察しているとちょっと不思議な感じがします。

このように二方向の螺旋の力が巧妙に働いて自動的に前に進む感覚が得られます。
できるようになると、これが本来の身体の使い方だということが体感できます。

以前の版では上向きの螺旋の図示がおかしかったのでお詫びして訂正します。
なお、「ヒーリング・ウォーキング」はPOD(プリント・オン・デマンド)版の発行申請中です。
Kindle版は改訂版として価格改訂する予定です。

続:発勁の原理

心身楽道の講習で興味をもたれる人が多いのが発勁です。
約1年前に発勁の原理について書きました。
拙著「健康法の極意2」により詳しく書いています。

自分と同じことを書いている文献が見つからないことにちょっと不安を感じていました。
というのは、あまりにも他の人たちが書いていることがバラバラだからです。
瞬間的に力を出すことや体重を手にうまく乗せることが発勁だと思っている人が多いようです。
「発勁とはすごく速く打つこと」と書いている人もいます。
密着した状態から打つ場合は速さが0なので当てはまりません。

物理学の「運動量保存の法則」を考えると速く打たないと相手は動かないはずですが、力を抜くことで勁を発生させると密着した状態からでも相手は動きます。
防御反応や気の概念なくして発勁は説明できません。

長岡でのセミナーを受講された菅原先生が「太極拳パワー」(スコット・メレディス)にも発勁の原理が書いてあるとおっしゃっていました。
以下Twitterからの引用です。


私は非常に「勁」に興味を持っているのだが、太極拳で言う勁は、相手の力を受け容れ、足下に流して跳ね返ってきたエネルギーを全身に浸透させ、発することである。
このことを明確に述べているのがメレディスの『太極拳パワー』と則本氏の『健康法の極意2 武道に学ぶ』である。


実は「太極拳パワー」を少し読んだことがあるのですが、内容以前に文章が読みづらくて挫折してしまいました。
とりあえず同じことを書いている人がいたということで安心しましたが、読みかけていたのに気づかなかったとはお恥ずかしいです。

「健康法の極意」シリーズは読んだだけでできるように努めています。
それでも講習を受けないと難しい部分がありますが。
講習では4~5時間で発勁ができるようになります。
(上記は受講者が2名の場合。時間は人数によって増減します)

武道に興味がない人でも施術や呼吸法には発勁の原理が必要になります。
発勁の原理を用いると、受け手に癒やしの気を満たすことが可能になります。
これができるようになるのは心身楽道だけだと思います。

先日の講習では試しに少し離れた場所から発勁を行ってもらっても受け手は後ずさりました。
ゲーム「ストリートファイター」シリーズの波動拳とか「ドラゴンボール」のかめはめ波みたいですが、お互いに緩んでいるとそうなります。
気功で弟子は動くけど初見の人は動かないというのは別に馴れ合いとかヤラセではなく、初見の人は力んでいて気を感じないから動かないのです。

最強の気功グッズ!? 気パワーシートの効果を検証(電磁波にも)

写真や画像からも「氣」が出ているというのは、気功の世界では以前から知られています。
写真が無い時代から、図形と文字を組み合わせた「符咒」というものが仙道の修行用に使われていたようです。
気功をやらない人も、絵や写真から「オーラを感じる」と言ったりもします。
物理的にはありえないので、怪しいと思われる方もいらっしゃると思いますが。

氣を出している状態で写真を取れば写真からも氣が出るのではないか?ということで検証してみました。
もし写真から癒やしの氣が出ていればリラックス効果により、以下の項目で改善効果が見られるはずです。

1.可動域(肩) 腕を横から上げて可動域を見ます。
2.力の出方   手を当てた状態から押してもらいます。
3.バランス   立った状態で横から押してみます。

動画では印刷した紙を服の上から固定しました。
以下のような効果が見られました。

1.可動域(肩) 真横から上げにくかったのが、かなりスムーズに上がるようになりました。
2.力の出方   押す力が強くなりました。正確に言うと力の使い方が良くなりました。
3.バランス   右側に押したときは不安定だったのが、安定するようになりました。

表面的な現象を見て、「可動域が狭いならストレッチさせよう」、「力が出にくいなら筋トレさせよう」、「バランスが悪いなら骨格を調整しよう」という発想で施術したりトレーニングさせる人が多いので、不思議に思われるかもしれません。
相手をリラックスさせることができれば効果を出すのは簡単になりますが、リラックスさせられる人はほとんどいません。本人がリラックスしていないからです。

動画では電磁波に対する効果も検証しています。
パソコンの下に敷くことで不快感が減少しています。

(4月23日追記)
Tシャツ販売開始に伴い、ダウンロードサービスは終了しました。ご了承願います。

ハンドパワー、遠隔治療の秘密

以前「しくじり先生」でMr.マリックが「ハンドパワーはウソだった」と告白して話題になりました。
今でこそ「知ってた」と言われそうですが、テレビに出始めの頃は「超魔術」という超能力と紛らわしい演出だったため、詐欺師呼ばわりされたこともあったそうです。
それくらいマリックさんのレベルは当時としては飛び抜けていた、ということでもあります。

マリックさんでも離れた場所に物理的な作用を及ぼすことはできませんが、気の世界では人は無意識に作用しあっています。
作用としては「緊張させるか、リラックスさせるか」のどちらかです。
リラックスすると姿勢が安定するなど健康にプラスの効果があります。

触れずにリラックスさせる実験をしてみました。
あぐらで座っている人を横から押すと普通は簡単に倒れます。
これを少し離れた所から、倒れないようにしてみます。
ハンドパワーっぽいです(笑)。

遠藤喨及氏が体系化した「気のワーク」では利他的な想いを持つとリラックスして身体が安定することを体験します(参考図書:「気心道」)。
原理はこれと同じです。

リラックスというと背もたれに寄りかかってダラ~としているのを思い浮かべるかもしれませんが、芯はしっかりしていて他は力が抜けている状態です。
動画のように横から押しても倒れないというのがリラックスしている目安になります。

リラックスさせると骨格も整うので、一見すると触らずに骨を動かしたりしたように見えます。
私も以前遠隔治療に関する記事を書いて実演しています。
触れない治療は知らないと不思議に感じますが、原理は実は「リラックスさせる」ことです。

治療においては受け手をリラックスさせられることがテクニック以前の基本になりますが、ほとんどの施術家はそれ以前に自分自身がリラックスできていません。
施術者が緊張していると、受け手にはダメージを与えてしまいます。

触れない治療よりも触れたり圧したりする方が効果が大きいのですが、緊張させてしまった時のダメージも大きくなります。
従って、触れない<触れる<圧す、といった順に難しくなります。

マッサージは簡単だと考えている人が多いのか、チェーン店だと未経験者を2週間だけ研修してお客さんにつかせるところが多いです。
そんな素人の施術でもある程度は気持ちよく感じるのは、一旦痛みを感じてそれから解放された時の気持ちよさを感じるためです。
ベテランならいいかというと、何年やっていてもリラックスさせられる原理を知らないと治療効果を出せるようにはなりません。

リラックスは治療に限らず歌唱などの発声や楽器演奏、ダンスなどの表現においても重要です。
本人が緊張していると、見たり聞いたりしている側は無意識に不快感を感じます。

リラックスさせるための原理やメソッドは専門家にもほとんど知られていません。
ご興味のある方は心身楽道までお問い合わせ下さい。
リラックスさせるのはもちろん、次のステップである癒しの気を満たす段階まで短期間でマスターできるようにプログラムしています。

体軸感覚は自分で養える

最近、トレーナーが身体に触れて体軸を整えるというテクニックの話を聞きました。
調べてみるとかなり高価ですが、比較的長期間にわたって効果が保つそうです。

体軸を整えるテクニックも良いところがあると思いますが、本来は自分で体軸感覚を養成していくべき、というのは異論が無いところだと思います。
自分で体軸感覚を養成するには身体感覚に注意を向けて練習をするしかありません。

そもそも体軸というのが何なのかは人によって定義が違っていたりします。
体軸に関する著書も多い高岡英夫氏は身体の中心を貫く真っ直ぐな仮想の線である「センター」を体軸としています。
著書の中で内踝の下の「ウナ」というポイントを刺激するトレーニング方法を紹介されています。
これを行うと地面から力が体の中を上がっていく感覚があります。
(地面反力といって地面を踏んだときの反作用で上がってくる力)

センターは肉体の外部を通ったりするので完全に意識するのは難しいのではないかと思います。
また、土踏まずの一点に意識を集中するというのは不自然な感じがします。

中島章夫氏は体軸という言葉は使っておらず「骨を骨なりに積み上げて立つ」という言葉を使っています。
骨の感覚は普段意識できないかもしれませんが、慣れてくると骨なりに立てているか分かるようになってきます。

回旋動作も背骨を中心に行われるので、個人的には骨なりに立ったときに地面反力が通る経路である背骨を体軸と見なしたほうが感覚的に分かりやすいのではないかと思います。
高岡氏のセンターとは異なっていますが、要は軸の感覚があって効果が出ればいいわけです。
骨なりに立てていない人はどこかで力んでいるので、体軸をどうこう言っても意味がありません。

足への体重のかけ方について、中島氏は「足の接地する部分に均等に体重がかかる」と書いていますが、別のところでは足の甲の中心に体重を載せる前重心を推奨しています。
この二つが同じかどうかはちょっとはっきりしません。

気功や仙道を日本や欧米に紹介した謝明徳氏は足の接地面に均等に体重を載せることを「根づき」と呼んで重要視していました(参考図書:「鉄布衫功」)。
参考図書には根づきを達成するための方法は詳しく書かれていません。
根づきができると浮いたような感覚になるので「浮き身」と呼ぶこともあります。
さらに、余計な力みは抜けて骨なりに立っている状態になります。

河野智聖氏は身体をこする操作によって「浮き身」に近づける手法を紹介しています。

まとめると、
・高岡氏:足裏の「ウナ」を意識して、「センター」を作るメソッドを紹介した。
・中島氏:「骨なりに立つ」、「足の裏に均等に体重を載せる」ことについて言及している。
・謝氏、河野氏:足の裏に均等に体重を載せる浮き身/根づきについて言及している。
・浮き身、根づきができると骨なりに立てるが、自分で調整する方法は記述が見つからない。

心身楽道では他のメソッドを応用して浮き身/根づきの練習法を開発しました。
地面反力を頭に通す感覚を養成した後に、前後、内外のバランスを取ることで根づき/浮き身を習得していただいています。

1)踵の中心を刺激して地面反力を頭に通す感覚を養成します。
踵の中心を刺激するのは「ウナ」よりも地面反力が伝わる感覚が分かりやすいためです。
ただし、踵重心になっているため若干不安定です(右図の左)。

2)1の状態を維持したまま前後、内外の方向で正確にバランスを取ると、重みが下に抜けると同時に身体が浮くような感覚が得られます。つまり、浮き身/根づきの状態になります。
このときは後ろ側に荷重がかかっても安定しています(図の右)。

正確にバランスを取るところがちょっと難しいのですが、直接お伝えした場合はほとんどの人はその場でできるようになります。
さらに2~3週間練習を続けていると瞬間的に浮き身/根づきの状態にできるようになります。
詳しくは心身楽道のサイトか、拙著「ヒーリング・ウォーキング」をご参照下さい。

私の行っている施術では受け手の方の「気の状態」を良くしているのですが、気の状態も自分で良くすることができます。

浮き身/根づきを基礎として、螺旋の意識、身体の連動、呼吸法、心のあり方など種々の要素が含まれるので習得に時間はかかりますが、気の状態をよくできるほぼ唯一のメソッドですのでその価値は十分にあると思います。

時間がかかるといってもエッセンスを凝縮しているので70分の講習を6回で一通り学べます。他の気功教室などに比べると非常に速く上達できるシステムになっています。
ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

気で美しくなる 目力を上げる方法

最近、将棋の藤井四段の連勝記録を止めた佐々木五段の「目力がすごい」と話題になりました。
「目力が強い」というと、佐々木五段のように目が大きいとか、目つきがきつい感じを言うことが多いようです。
女優でいうと柴崎コウさんが挙げられるようです。

こちらのネット記事では目力が強すぎても良くない、ということで、赤ちゃんの柔らかい目力を目指すことを提案しています。
赤ちゃんの視線を「純粋に相手に関心を寄せる視線」としています。

ここでは「柔らかい目力」を上げる方法をご紹介します。

まずは、相手の幸福や健康を願う「肯定的関心」を持つと柔らかい視線になります。
人を評価しようとして見ると「上から目線」になってしまいます。
まさに目は心の窓なんですね。

さらに柔らかい視線にするには、以前ご紹介した「気を入れて、力を抜く」というテクニックを視線に応用します。

1.対象を見ながら、その向こうを見ようとする。
2.その感覚を維持しながらフッと力みを抜きます。

視線が突き抜けた感覚と視線が逆流してくる感覚が同時に発生します。
前々回の記事「視線を使ってゾーンに入る」と同様に、一点を見ている状態から全体を見ている状態になります。
視線から力みが抜けて、さらに柔らかい視線になります。

視線や意識の使い方を応用すると、見るだけで治癒効果を出すことも可能になります。
ご興味のある方は、以前の記事「謎の整体 見て治す!?」をご参照ください。