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メルマガ第11回配信

メルマガ第11回が配信されました。
体に本来備わっている螺旋の動きを活用すると楽に歩けます。
本ブログや拙著でもすでに紹介しているヒーリング・ウォーキングです。

あえて負荷をかける普通のウォーキングとは逆の発想です。
デモでは相手の近くを歩くだけで可動域が広がることを示しています。

ブルーライト対策

数年前からブルーライトカットのメガネが普及してきています。
私も使っていますが、カット率の低いものなのであまり効果は分かりません。

先日、米国眼科学会が「ブルーライトは睡眠の妨げにはなっても、目を傷めるという科学的根拠はない。PC用メガネも推奨しない」と発表したというニュースがありました。

しかし、大幅にカットすると明らかに疲れにくくなります。
Windows10は昨年秋のアップデートでブルーライト低減機能がつきました。
ディスプレイの設定に「夜間モードの設定」という項目があります。
Microsoftによる説明サイト
これは背景がオレンジ色に見えるくらいまでブルーライトを調整できます。
大幅にカットすると明らかに目の負担が緩和されるのが感じられます。
単にモニターの明るさを暗くすると字が読みにくくなることがありますが、ブルーライトカットだとそれほど字は読みにくくなりません。

目を疲れにくくする機能としては、ブラウザの拡張機能で色を白黒反転させたり、背景を緑色にするものがあります。
私はChrome用のDark Readerという拡張機能を使っていますが、他にも似たような拡張機能がいくつかあるので目が疲れやすい方はお好みで使われると良いと思います。
Firefoxでも似たようなアドオンがあるようです。

その他のアプリでも背景色を変えたりすることで目の疲れを低減できるものがあります。
Windowsの拡大鏡にも色を反転する機能がありますが、全部反転するので使いどころが難しいです。

昔の話をすると、PC-9801が主流だった1994年以前は黒背景に白字が普通でした。
緑とかアンバー(オレンジ)のモニタもありました。

MacやWindowsが普及して、白背景に黒字が主流になりました。
紙をイメージしたと思うのですが、黒背景に白字より目が疲れやすくなりました。
ディスプレイが小さいとあまり気にならなかったのですが、20インチ以上になるとかなり目に負担がかかります。

本当は難しい効果的なストレッチ

ストレッチは健康法の一つとして人気があり、書店に行くと多くの本が並んでいます。

痛気持ちいいのを体によいと思って行っている人が多いようですが、やり方を間違えると健康に悪いということはあまり知られていません。

知人がヨガスタジオのインストラクターになったらヒザを痛めてしまいました。
周りのインストラクターも同様の理由で辞めてしまう方が多いそうです。
そのスタジオの研修で教えているという動きは理にかなっていないと思われるものがありました。

理にかなった動きとはどのような動きでしょうか?
基本的には関節本来の動きに従えばいいのですが、できていない人がほとんどです。

たとえば、膝を胸に近づけるという股関節の屈曲動作を例に取ると、膝をまっすぐ上に挙げる人が多いです。
これは関節本来の動きではなく、理にかなっていないため逆効果になります。

大腿骨頭は骨盤に対して斜めにはまっているため、膝をやや内側に向けて、かつ少し内捻りしながら屈曲するのが関節本来の動きになります。

また、力を抜くことでストレッチすると、より効果を上げられます。
たとえば、腕を伸ばすときは限界から更に力を入れるよりも、肘の力を抜いたほうが伸びることが分かると思います。
このとき身体の連動性が上がるので、心身楽道では「連動ストレッチ」と呼んでいます。

他人にストレッチする場合は、理にかなった身体操法でストレッチする必要があります。
ほとんどの人が体重移動を使っていますが、これは身体に緊張を生じさせるため、受け手も緊張させてしまいます。
術者自身の重心を下げることで操作する必要があります。
体重移動を使って施術する人が動画を見ると、術者が体重移動を使っていないため違和感を感じるかもしれません。

他人に連動ストレッチをする場合は、氣を使えないとできません。
武道でいう発勁の原理を使います。
具体的な技法は「健康法の極意4」で公開しています。

ここでは股関節の屈曲について、ストレッチのやり方による効果の違いを動画で示します。

次の3つのやり方を比較しています。

A.膝を真っ直ぐ挙げる
B.股関節本来の動きで挙げる
C.氣を使ってBを行う(連動ストレッチ)

これらについて以下の評価も行っています。
・ストレッチ後の脚の重さ
・ストレッチ後にももを挙げて力が入るか

Aのやり方だと、脚が重くなってしまいました。
関節本来の動きではないため、緊張が生じたため効果はマイナスになります。

Bのやり方だと脚が軽くなる効果はありましたが、ももを挙げて力が入るという効果はありませんでした。

Cのやり方だと膝を挙げるときに、限界を超えて動く感覚があります。
さらに脚が軽くなり、ももを挙げるときに力が入るようになりました。
これは身体の動きの連動性が上がった効果です。

見た目はあまり違いがないですが、微妙な角度や体の使い方の違いで効果が大幅に異なることがお分かりいただけたと思います。

効果のあるストレッチができる人はどれくらいいるのでしょうか?
ネットで股関節のストレッチを教えている人を見ると、私の見た限りでは膝をまっすぐ挙げるように説明している人がほとんどでした。
健康法のつもりで、体に悪いことを教えているのです。

他人にストレッチするセラピストも同様で、ほとんどの人が身体に悪いストレッチを行っています。

飛脚とナンバ

飛脚本常連のYさんが「山本一力氏の小説に飛脚がナンバ走りした描写がある」とわざわざ教えてくださいました。
ありがとうございます。

チラッと見せてもらっただけでうろ覚えですが、手と同じ側の脚を前に出すことで歩幅が稼げる、ということを書いています。

面白いのは俳優の児玉清さん(故人)が解説で「やってみたけど難しかった」というようなことを書いていました。

これは明らかに甲野善紀さんのナンバ歩きの説に影響されています。

拙著「ヒーリング・ウォーキング」でも書きましたが、甲野さん以前にナンバについて研究していた武智鉄二さんは「手と同じ側の脚を前に出すのは一歩ごとに方向転換するので効率が悪い、当時の農民は手を振らずに歩いていた」という趣旨のことを述べています。

甲野さんはなぜか武智さん以前の、脚と同側の手を振るというナンバに戻してしまいました。
甲野さんはテレビに出演するなど知名度が高かったため、このナンバが一時ブームになりました。

その後、このナンバはおかしいということで「本当のナンバ」を提唱する人たちが現れました。
正直言って、甲野さんのナンバよりもさらに不合理な歩き方です。

なぜこんなことになってしまったかというと、「手を振らない」とか「脚と同側の手を振る」という外見上の特徴に合わせて歩き方を考えたからではないかと思います。

ヒーリング・ウォーキングでは本来の姿勢、本来の関節の動き方などを身体感覚をベースに追求することで、結果として手を振らない歩き方にたどり着きました。
手を振らない歩き方を提唱している人も何人かいますが、そのいずれとも異なります。

整体の施術もこれに似たところがあります。
歪んで見えるから骨を動かそうという矯正よりも、身体が欲している刺激を与えることで結果として矯正されたようになる施術のほうが身体に優しく、効果も出ます。

当院では「癒やしの気」を身体に満たすという稀少な施術を行っています。
骨盤矯正をしなくても骨盤がそろうので最近は矯正は行っていません。

PC作業を楽に:トラックボール

以前エルゴノミクスデザインのマウスキーボードをご紹介しました。

マウスは角度がついているだけで大分楽なのですが、画像加工などで細かい移動を繰り返していると手首が疲れます。
そこで手首を動かさなくて済むトラックボールを使ってみました。

marble1つ目はマーブルという機種です。
昔買ったのですが、当時はマウスから移行するには至りませんでした。

慣れるまではマウスの方が使いやすく感じますが、使い続けていると3日くらいで逆にトラックボールのほうが使いやすく感じてきました。

この機種はスクロールホイールが無いのがネックに感じるかもしれませんが、w10wheelというフリーソフトでトラックボールをスクロールホイール代わりに使うことができます。
一度小さいボタンをクリックする手間がありますが、操作感はスクロールホイールよりもよいです。
(メーカー純正ソフトでも同様のことができますが、スクロールの操作感はイマイチです)。

M570t親指でボールを操作するタイプのM570Tも使ってみました。
これはスクロールホイールもついています。

エルゴノミクスデザインになっていてマーブルよりこちらの方が使いやすいかなと思ったのですが、長時間使っていると親指が痛くなってきました。
これは私が昔親指を酷使していたためで、そうでない方はおそらく問題ないと思います。

 

elecomLogicool製品ばかり紹介しましたが、ELECOMなどからも出ています。
写真の大きいボールを使った機種M-HT1DRBKが気になっています。

一日何時間もPCを使う人はトラックボールを検討されるのも良いと思います。

※リンクはメーカーサイトへのリンクで、アフィリエイトではありません。

人間工学デザインのキーボード

キーボード以前エルゴノミクス・デザインのマウスをご紹介しました。
今回は同じメーカーのキーボードを買ってみました。
(記事を書いている現在、Amazonでは品切れ中です)

中心部が盛り上がっていて、右手部と左手部がハの字になるように角度がついています。
最初だけ戸惑うかもしれませんが、ちょっと慣れると普通のキーボードよりも楽にタイピング出来ます。
マイクロソフトからもエルゴノミクス・デザインのキーボードが出ています。

英語配列なのでキーにカナが書いていないのと、記号の位置などがいくつか異なります。
Windows10での英語キーボードの設定はちょっと分かりにくいのですが、こちらのサイトに詳しく書いてあります。

注意点としてはアームレストが一体化しているのでサイズがかなり大きいです。
キータッチはペコペコと言う感じで高級感はありません。

日本でもTRONというOS用のものとして開発されたものが昔ありました。
こちらは実際にお持ちの方の記事です。

【走り方革命】ナンバ走りで走ってみた

拙著「ヒーリング・ウォーキング」で検証したように、ナンバは手を振らない歩き方だと思われます。
ナンバ研究の第一人者であった武智氏が「手を振らない」と書いていたのですが、その後の人たちは無視して手を振る歩き方をナンバとしてしまいました。

足と同じ側の手を振るナンバをここでは「いわゆるナンバ」と呼びます。
「いわゆるナンバ」派の人たちは下の右手右脚を前に出した飛脚の写真(図左)をよく持ち出します。

しかし、当時の外国人がスケッチした飛脚(図右)は普通に走っています。

江戸時代末期から明治にかけて訪日した外国人の文章による記録を147件も調べた谷釜氏によると、右手右脚を同時に出す歩き方の記録は無かったそうです(参考資料
飛脚の写真については「当時は1枚撮るのに何分もかかったので、走っていたときの姿がそうだっとは限らない」という意見が正しそうです。

ナンバ走りについては、陸上200m走銅メダリストの末續氏が「ナンバの動きを意識して走った」と語ったのが有名です。
末續氏の走りをみると足と逆の手を振って走っていますので、意識しただけで実際にナンバ走りしたわけではありません。
Youtubeで見ることが出来ます。)

末續氏の発言をもとにして「膝を上げず前へ出す」走法のことを「ナンバ走法」と言っている人がいます。
「高橋尚子さんもナンバ走法だった」と書いてあるサイトもあります。
当然ながら、これはナンバとは言えません。
ナンバでは無い走り方を「ナンバ走法」と称して「ナンバはすごい」と書いてあるわけでめちゃくちゃな話です。

それでは、ナンバ走りは実際には無理なのでしょうか?
また、できたとしてメリットはあるのでしょうか?
ナンバ歩きを整理して、ナンバ走りに応用できるかみてみましょう。

「ヒーリング・ウォーキング」以前の「ナンバ歩き」には、大きく分けて3種類あります。
1.同じ側の腕を振って歩幅を大きく取る「いわゆるナンバ」
これだと一歩ごとに身体を反転させるので、歩くのはともかく走るのは難しいです。

2.骨盤と胸郭の同側を上下させる
「ポケットに手を入れて肩で風を切る」と表される歩き方です。
これだと一応走ることが出来ますが、一歩ごとに背骨が傾いてしまい不安定になります。
メリットは感じられません。

3.腕を振らず、腰を入れて揺れを留める
手を振らないで歩くと上半身が動いてしまいますが、腰の力で上半身を安定させるという歩き方です。
走るのには向いていません。

ヒーリング・ウォーキングでは「腕を振らず、腰の力みも抜く」という歩き方を提唱しました。
「浮き身」という状態を維持して歩くのですが、そもそも「浮き身」が難しくて出来ている人がほとんどいません。
地面を蹴らずに、フラットに接地したときに生じる「螺旋の力」で進みます。

今までのナンバは地面を蹴るときに生じる上半身のブレに対処できていませんでした。
ヒーリング・ウォーキングでは、やや外側に足先を向けてフラットに接地した後、さらに外側に膝を向けると体全体がくるっと回ります。
地面を蹴らないので上半身はぶれずに、背骨をまっすぐにしたままで歩けます。
力みがなく、効率を最大限に高めた歩き方になっています。

今回この足運びを速く行うことでナンバ走りを実際にやってみました。
走る場合は浮き身にするのは難しくなりますが、足首の動きはヒーリング・ウォーキングと同じにします。

動画では上記の1,2との比較をしています(3は行っていません)。

このナンバ走りのメリットとしては以下のようなものがあります。

・足首、膝、腰の負担が少なく故障しにくい(フラット着地で地面を蹴らないため)
・坂を上がるのが楽(やってみるとすぐに分かります)
・向かい風の抵抗を受けにくい
・荷物を持って走るのが楽
・サッカーやラグビーのように他の選手と接触する場合も倒れにくい

以上のように負荷が高いほど普通の走り方より有利になります。
スピードはどうかというと、自分で走ってみたところ普通の走り方より少し速くなりました(2分位の距離で約10秒)。
普通の走り方だと肩や腕が疲れる感じがしますが、ナンバ走りだと逆に緩んでいく感じがしました。

ご興味のある方はご連絡ください

エルゴノミクス・デザインのマウス

デスクワークをしていて、一日何時間もマウスを操作している方も多いようです。
マウスを長時間使用することは腱鞘炎や肩こりの原因になると言われています。

以前ネットで見かけて気になっていたエルゴノミクス(人間工学に基づいた)デザインの「PERIMICE」を今まで使っていたマウスが壊れたのを機に購入してみました。

有線のタイプと無線のタイプ、左利き用と右利き用、標準サイズと小型サイズのバリエーションがあります。
人間工学に基づいたマウスは何種類かありますが、本製品は有線タイプで1499円、無線タイプで1999円(Amazonでの価格)と比較的低価格です。

図のように人差し指側が大きく盛り上がった形状になっています。
実際使ってみると、予想以上に手にフィットしました。
肘を曲げている状態のときは小指が机について人差し指が浮いているのが自然な状態なのですが、このマウスだとその自然な状態で操作できます。

普通のマウスだと前腕を少し内側にひねった状態になります。
長時間この状態が続くと手首だけでなく、肩にも相当の負担がかかります。
Premiceを使ったあとに普通のマウスを使うと違和感を感じます。
(追記:スクロールホイールが故障しやすいようで私のも調子が悪くなりました。
日本メーカーの方がよいかもしれません)。

姿勢や動作でも本来の楽な姿勢や動作を知ると、今までの姿勢に戻すと違和感を感じます。
気功教室「心身楽道」ではあまり知られていない本来の楽な状態や動作をお伝えしています。

筋トレせずにパワーアップ(腰の回旋)

以前、背骨を中心に回旋することを意識することで可動域が向上するというワークをご紹介しました。
(参考記事:「ストレッチより身体を柔らかくする(腰の回旋)」)

このワークを行うと力も出やすくなります。
正確には普段は本来の動きをしていないために力を大幅にロスしていたのが、本来の動きをすることでロスが無くなります。

やり方は上述の記事と同じで、背中とお腹を手で挟んで背骨を中心に回すだけです。
つまり、これだけで可動域が向上してパフォーマンスが上がることになります。
特に身体の回旋を多用する野球やゴルフのようなスポーツや武道に効果があります。

このように可動域とパフォーマンスが両方上がるのが本来ですが、スポーツの世界では「試合の前にストレッチするとパフォーマンスが落ちる」という説が最近広まっているようです。
クロアチアのザグレプ大学の「45秒以上同じ筋肉をストレッチすると筋力、瞬発力が低下した」という研究結果が元になっています(参考記事:エキサイトニュース)。

実はこれはストレッチのやり方次第で、ほとんどの人はパフォーマンスが落ちるようなストレッチをしていますが、パフォーマンスが上がるストレッチのやり方もあります。
なお、「ラジオ体操のような動的ストレッチならいい」という説もありますが、それとは別の話です。

気功健康法教室 心身楽道では本来の動きをインプットするワークやパフォーマンスを上げるストレッチのやり方をお伝えしています。

30秒で肩こり改善

頚椎や腰椎について本来の動きをインプットすることで可動域が改善したり、力が出やすくなるというワークをご紹介してきました。
同様の原理で肩甲骨も本来の動きをインプットすると可動域が改善し、力が出やすくなります。

肩甲骨の動き
1.腕を挙げて可動域をチェックします。
本来の動きはやや斜め前に挙げる動きになります。
これで顔につく人は真横に挙げてみてください。

2.肩を挙げる動きをします。このとき反対の手で肩を押さえて邪魔をします。
戻す時は本来の動きが現れますのでよく動きを観察してください。

3.2を数回繰り返します。
体幹を中心に回すような動きになると動かしやすいのがわかると思います(図)。
また、肋骨の形にそってやや前側に挙げたほうが動かしやすいです。

4.再度腕を挙げて可動域をチェックします。
最初より挙げやすくなっているはずです。

動画では力を入れてパッと抜く、よくあるワークも比較で行っていますが、逆に硬くなってしまっています。
真上に挙げるというのは本来の動きから外れているので、マイナスの効果になってしまっているのです。

全身の関節に本来の動きをインプットするとそれだけで身体の動きが非常に良くなることが想像できると思います。
詳しくは心身楽道の講習でお伝えしています。

(画像はFreeDigitalPhotos.netのyodiyim のご厚意で使用しています。)