カテゴリー別アーカイブ: タオ指圧

身体の動きをシンクロさせる

治療でも武道でも一箇所の動きが全身の動きの結果として起こる時に効果が得られます。
私の学んでいるタオ指圧/気心道では全身を同時に動かすことをシンクロといい、その時に気が出ることを明らかにしています。
身体を一つにして使う、とか統一体と呼ぶこともあります。
できていないと逆効果になることもあるのですが、治療家で出来ている人はあまりいません。
そもそも普通はそこまで教えないようですし、知っていてもできるとは限りません。

前回の記事「気を入れて力を抜く」のようにイメージで腕を伸ばすなどした後に力を抜くと、反動で身体が勝手に動くような感覚になります。
このときは力が抜けてシンクロした動きになっているので他の人が邪魔をしようとしても止められません。
なお、無意識に力みがあると途中で止まったりします。

これはあくまでも練習方法で、実際には反動を使わなくてもシンクロさせて身体を動かせるようにしておく必要があります。

当院で行っている気功/整体教室 心身楽道では健康や施術の極意を少人数でお伝えしています。最近治療家以外の方のお問い合わせ、ご参加も少しずつ増えてきています。

誰でも出来るヒーリング 心身一如編

身体イメージ浮き身やヒーリング・ウォーキング(楽歩)の練習を続けていると、身体が緩んできて身体が水で出来ているような感覚になります。
参考記事)
浮身について
ヒーリング・ウォーキング(楽歩)
より詳しくは電子書籍「ヒーリング・ウォーキング」をご参照ください。

さらに緩んでくると、足以外はほとんど重さを感じず、足底だけオモリがついている風船のように感じることもあります。

このような身体感覚が得られるまでに数週間かかることもあります。
補助練習として身体イメージとESR(エモーショナル・ストレス・リリース)を組み合わせると、容易に上記の身体感覚、さらに深い身体感覚が得られます。

次のA、Bのイメージで胸に手を当てたときの感覚に集中します。
以前ご紹介したほかのセルフテストでもよいです。
動画では筋反射テストを行なっています。

1.身体は固体か液体か
A)身体は固体だと思う(肉とか骨のイメージ)
B)身体は液体(水)だと思う。

Aは重いとか苦しい感じがして、筋反射テストだと力が入らないはずです。
Bはそれより楽で、筋反射テストで力が入るはずです。

セルフテストは潜在意識に一致するとリラックスして楽になったり力が入ったりします。
身体は固体だと認識している方がほとんどだと思いますが、潜在意識は身体を固体だと認識していないのですね。

以前ご紹介したエモーショナル・ストレス・リリーフの応用で、思い込んでいる認識をクリアします。

ESRおでこに手を軽く当てます。
できたらちょっと出っ張った所を探して触ってください(前頭隆起)。

おでこに触ったまま、1と2を5秒おきくらいに繰り返します。
1のイメージをしても苦しくなくなったら終了です。

2.身体は液体かエネルギーか
A)身体は液体(水)だと思う。
B)身体はエネルギーだと思う

やり方は同じです。
エネルギーだと思うと、液体と思ったときよりさらに軽い感じになるはずです。身体のなかに上昇気流があるように感じるかもしれません。

3.身体はエネルギーか心か
A)身体はエネルギーだと思う。
B)身体は心そのものだと思う

やり方は同じです。
身体は心だと思うと、身体の境界が無くなったような感覚があるかもしれません。
電子書籍にも書きましたが、体感が敏感になってくると心身一如ということが体感的に分かります。
タオ指圧では一番最初に「身体は心である」という気のワークを行います。

占いと治療

占い先日のNHK Eテレの「ねほりんぱほりん」再放送で、ゲストの予約3ヶ月待ちの占い師さんのお話が治療と類似点があって興味深かったです。

末期ガンで余命2~3ヶ月と言われていた方が余命を聞きに来て、占ってもやっぱりあまり良くなさそうだけど「あんたしぶといから、あと10年生きるわ」と答えたら7年生きたそうです。

各種の占いも勉強されているのですが、結果をそのまま伝えるのではなく、相手を見て望んでいることを言ってあげるようにしているそうです。

私の学んでいるタオ指圧では「共感的想像」といって相手が幸せになるには何をすればよいかを想像します。
意識では給料が上がって欲しいとか、恋人が欲しいとか表面的なことを願っていても、潜在意識の奥では人の幸せを願い、人の幸せを喜び、人の願いを叶えたいと願っているものです(潜在意識も深さによって内容が異なります)。
術者は意識的に人の幸せを願い、人の幸せを喜び、人の願いを叶えたいという気を出すことで患者さんも癒やされるという仕組みです。

受ける側も「これなら良くなる」と思うと実際に改善が早かったりします。
手技療法家でも物理的な施術をする方が多いのですが、実際の治癒は潜在意識の力によるものが大きいのです。

「病は気から」の「気」を体感する

先日、セルフヒーリング向けのテストをいくつかご紹介しました。
胸に手を当てて感覚に集中すると、イメージによって重苦しくなったり、逆に軽くなったりします。

たとえば「困っているときに見て見ぬふりをされる」というイメージを持つと、なんとなく重い感じがします。
この状態が続いたら病気になりそうな気がしますね。
「病は気から」の気(邪気)を感じて心が傷ついている状態です。
邪気による心の傷は薬では取れませんし、単に身体を操作することでも取れません。

「病は気から」なら、「癒しも気から」です。
もう一度胸に手を当ててみます。
「困ったときに気遣われた」というイメージをすると楽になることが分かるでしょうか。

タオ療法では「徹底的に相手を気遣う」などの癒しの気を出す心のトレーニングを行います。
ツボや経絡は心のトレーニングなしには認識できません。
ツボを通して邪気が正気に転換され、心の傷もが癒やされていきます。
単なる身体操作の施術とは異なり、心理療法をも含んでいるのです。

・ブッダと氣の幸福力ワークショップ
3月3日(金)18:30~21:30
会場:東京タオサンガセンター
まだ若干空きがあるようです。
3月開講の入門修練コースもまだ受け付ているようです。
詳しくはタオ療法のサイトをご参照ください。

癒しの氣・ツボ療法 一圧で効果を出す

癒しの氣・心身楽道はマッサージのように圧す手技にも応用できます。
今回は肩の可動域を脚のツボを圧すことで改善してみました。
(ここでいうツボはタオ指圧でいうところの、その場で感じるツボです。)

圧すというのは基本的に身体を緊張させる行為なので、触るのに比べてハードルが高いのですが、圧し方をまともに教える所はほとんどありません。
(私の知る限り、当院で行っている心身楽道(気功&整体教室)とタオ指圧と活法整体くらい)

巷の整体院、整骨院やリラクゼーションサロンではマッサージのような手技をやっていますが一体どんな効果があるのでしょうか?
何十分か揉んでも可動域を改善させられない人が大半だと思われます。

ある先生の意見では「圧すときはコリを内側に押し込んでマヒさせているだけです。
離す時に緊張が解放されたような感じになるので気持ちよく感じます。
これでは次の日に痛くなったりします(好転反応ではなく筋肉痛みたいなものです)。
良くなるどころかだんだん感覚がマヒしてくるのでより強い圧を求めるようになります。
さらに受け続けていると身体がどんどん硬くなってしまいます。」
ということです。

これは施術をしている人も多かれ少なかれ分かっていると思います。
マッサージで改善されなかった方や改善できないセラピストさんには改善できる整体を是非ご体験いただきたいと思います。

氣の癒しパワー体験ワークショップ

氣のパワー体験1980年代後半から90年代前半の氣功ブームの時、中国での外気功治療がテレビなどで紹介されていました。
氣功師が「氣を通す」ような動作をすると麻痺していた患者の脚が動いたりするというものです。

「科学的に」氣を測定する研究が中国や日本でも行われたりもしていました。
当時は氣を物理的なエネルギーとして解釈しようとしていたことがうかがわれます。

タオ指圧で行う「氣のワーク」では想いに応じて氣の感覚が大きく変わることを体験します。
体験すると、これは物理的なものではないということが分かります。

「人は人、自分は自分」という想いのときは冷たく、重い氣が出ます。
他人のことを自分のことのように想うと暖かい、軽い氣が出ます。
タオ指圧ではこのような想いを深め続ける修行をします。
この時に治療的な氣が出るのです。

タオ指圧創始者の遠藤喨及さんの氣の癒しパワー体験ワークショップが7月15日、書泉ブックタワー(秋葉原)にて行われます。
詳細はリンク先をご参照下さい。

アルファ碁の衝撃

アルファ碁深層学習という手法を利用した人工知能囲碁ソフト「アルファ碁」と世界のトッププロの一人セドル九段の対局が行われ、ご存知の通りアルファ碁の4勝1敗という衝撃的な結果に終わりました。

すでにソフトが人間のトップレベルに追いついたチェスや将棋に比べて囲碁は「桁違いに複雑で、ソフトがトッププロに追いつくのにあと10年くらいかかる」と言われていましたが、あっという間に追い越してしまいました。

第1局の最中では独創的(?)なアルファ碁の手に対して批判的な解説が見られたようですが、いつの間にかアルファ碁が優勢になっていてそのまま勝ちました。

アルファ碁が3連勝して勝ち越しを決めましたが、第4局はセドル九段が敗色濃厚な状況から逆転し、私も感動しました。

私の父親が囲碁好きで、私も少し碁をかじった(かじらされた?)のですが、陣地を競うゲームで終盤は「この手は何目」と数字で表されるのに、序盤中盤では「厚み」とか「勢力」のように感覚的に表現されているのがどうも苦手でした。

今回の対局を見ると、どうやら序盤中盤はプロ棋士でも最適化できていなかったようです。
囲碁自体が人間の思考能力を超えたところで数値的につきつめないと最適化できないゲームだったということなのでしょう。

医学の分野では逆に本来重要な患者さんの感覚より検査の数字が重視されてしまい、「痛くて病院に行ったのに異常なしと言われた」というケースがよくあります。
「○○の数値が高いから下げるクスリを飲みましょう」というのも本質からずれているように思います。

筋肉のコリにしても物理的に固いからほぐすというのは対症療法にすぎません。
コリも症状もつきつめていくと無意識の緊張が原因なわけで、無意識を癒やすのが本来の手技療法なのではないかと思います。

私の知る限り唯一の無意識を癒やす手技、タオ指圧の入門修練コースが4月に開講します。
まだ若干残席があるようです。

お客様の声:地に足が着きました

40代男性のMさん、背中と腰が痛いということで来院されました。
2回めにこられた時に「地に足が着いているので全然違います」とおっしゃっていました。
GLA(グラビティ・ライン・アラインメント)の施術を受けると足首の柔軟性が回復するなどの効果があるため、自然に地に足が着いた感じがします。
これは大事なことで、足に余計な力がかかっているとその上の腰、背中にも余計な力を入れて支えなければならないということになります。

また、「マッサージを受けると余計痛くなる」ということでしたが、そのようなこともなかったようです。
当院の施術でも一見マッサージみたいなことをやっていますが、タオ指圧の技法を用いているので受けた感覚や効果はかなり違います。
以前マッサージで硬くなるのはなぜ?という記事で押し方によって施術効果が違うということを書きましたが、さらに押す時の心のあり方でも効果は全く異なります。
施術には集中力を要しますが、それが本来の施術のあり方だと思います。

マッサージで硬くなるのはなぜ?

いつもありがとうございます。
身体のポテンシャルをマックスに引き出す整体院、弘明寺カイロの純佑(じゅんゆ)です。

修三:メイク・ユー・ハッピー!修三です。

タマ:みなさんの未来が輝くように、たまです。
友達がマッサージ受けたら次の日痛くなったって言ってたけど、そんなことあるの?。

純佑:そういう話はよく聞きますね。
私も肘でグリグリやられて大変なことになったことがあります。

タマ:「イタ気持ちいい」くらいなら、良いような気がするんだけど…

純佑:押し方によっては受け手を緊張させてしまうのですが、大半の人が緊張させる押し方をしているのです。
ちょっと動画で比べてみましょう。

純佑:1番目の腕の筋力で押した場合。
これはかなり不快だし、やる方も疲れるのであまりいませんが、ベッドでの施術で体重を使いにくい時こうなってしまう人もいます。

タマ:これは痛いだけ、っていうかイヤな感じね。

純佑:2番めは体重を乗せて押してみます。
このように体重を使って押すように教えられている方は多いです。

タマ:これは普通にイタ気持ち良い感じね。
圧が強くなると痛いけど。

純佑:3番めは重心を下げて押してみます。

タマ:2番めよりもすーっと入る感じね。
これと比べると2番目のもちょっと緊張感があるのね。
これはどうやっているの?

純佑:脱力して丹田を下げて押すのですが、丹田の意識が無いと難しいかもしれません。
脱力していると、受け手の緊張を引き起こしません。
私の学んできたタオ指圧ではこのような身体の使い方ができるように、練気や合気法の練習をします。

タマ:なるほどー。押せばいいってものじゃないのね。
でも普通のマッサージでも、なんとなく楽になるのはどうしてかしら?

純佑:タオ指圧創始者の遠藤先生によると、症状が奥に引っ込むことで症状が取れたように感じるらしいです。
ただし、利息付きで戻ってくるということですが。

タマ:それで、次の日よけい痛くなる、ということになるのね。

純佑:リラクゼーションといいながら、実はダメージを与えているだけ…という施術も多いです。
長期間、強いマッサージを長期間受けている人は筋肉が固くなったりします。

タマ:それって、どうなのかしら…

修三:あえて言おう、ムダであると!!

純佑:そこまで言っていいんかい?

修三:まあ、受ける側も強い圧=良い圧と思ってしまうのが問題かもしれんけどな。

純佑:強いマッサージを受けていると知覚が鈍くなってより強い刺激を求めてしまうようになってしまいます。
強い圧と深い圧は違う、ということを頭に入れておいていただけると良いと思います。

三人:ではまたー

(注:手技療法の世界では「圧す」と表記することが多いですが、一般向けに「押す」の表記を採りました)。