短期間に英語が上達する方法(発音編)

昨日の記事で少しTOEICの話をしましたが、国別の平均点を見ると日本人のスコアは48カ国中40位とかなり低レベルのようです(参考サイト)。
他の教科に関してはもっと上位なようなので、英語だけ苦手ということになります。

学生時代に習ったいわゆる受験英語とその後に学んだことを比べると、受験英語には肝心なことがスッポリ抜けているところがあると思われます。
単語や文法知識は無駄ではないのですが、受験英語を何年やっても実践的な英語力はつきません。

ブランクが長いので偉そうなことは言えませんが、昔勉強したなかで役に立ったことを書いてみたいと思います。

まずは発音ですが、カタカナ発音の問題は何でしょうか。
カタカナでは「L」「R」「TH」や一部の母音(「apple」の最初の音など)を表記できないというのが最大ですが、他にもあります。

一つは子音を軽く発音してしまうという点です。
たとえば「tは日本語のタ行と同じ」みたいに思われている方が多いですが、日本人は全体的に子音を軽く発音する傾向があるので、ネイティブには聞き取りにくい要因になっているようです。
たとえば、アクセントのある音節の「t」では口の前に手があると息がかなり感じられますが、「タ」だとあまり感じられません。
息が漏れる音が聞こえるくらいならネイティブに近い発音になっています。
アクセントの無い音節の場合はあまり息が漏れずに「d」に近い音になったり、単語の最後に来るとほとんど発音しない場合もあるのでアクセントの感覚も重要です。

もう一つは音節が英語と全く違ってしまうというところです。
音節というのは「母音を中心としたまとまり」です。
辞書を引くと「for・ev・er」のように点で区切られていますが、いずれもそのなかに母音が含まれます。
「for・ev・er」の場合、3つに区切られているので3音節ということになります。

ちなみに日本語の「拍」は音節に「ー」(長母音)、「っ」(拗音)、「ん」も加えます。「フォーエバー」なら5拍になります。

日本人が苦手なのは子音が連続する場合と、子音が最後に来る場合です。
たとえばscriptという単語をカタカナで書くと「スクリプト」となります。これを音節で区切ると「ス・ク・リ・プ・ト」と5音節になります。
英語だと母音は一つなので1音節になります。
ネイティブ・スピーカーは少しでも母音が入ると1音節と認識するようなので、カタカナ読みすると聞き取りづらく感じてしまうようです。
逆に日本人が「script」の発音を聞くと「ク」や「プト」をはっきり言っていないように聞こえます。
ウェブ上の辞書でも発音を聞くことができます)。

余計な母音を入れないようにするには、たとえば「kr」の場合、「r」の舌の形を準備しておいて「k」を発音します。
それ以前に「r」の発音が苦手な方は練習しておく必要があります。
また、単語の終わりにくる「t」は「ト」ではなく「t」だけで終わらせなければなりません。
乾いたような音で、喉に触っても「ト」のように震えません。

こんな感じで子音をはっきり発音する、余計な母音を入れない、という練習を2週間くらいするだけで、かなりカタカナ読みから脱却できます。
発音やリスニングの難所である、音の連結(「what a~」が「ホワラ」に聞こえるなど)も乗り越えられるようになります。
また、子音が正しく発音できると単語が覚えやすくなったり、英語の歌が唄いやすくなったりします。

「少し発音が違っても通じればいい」とか「発音を勉強する時間を単語などの勉強にあてた方がいい」という意見もありますが、子音の練習の有無で通じる可能性がかなり違うことが何となく分かったと思います。

来年から小学校での英語教育が始まるようですが、教え方を変えない限り早く始めればいいというものではないと思います。

私が教えている整体や気功の世界でも肝心なことがスッポリ抜けていることが非常に多いようです。
解剖学など知識を増やしても、身体を緩める基本的な原理を知らないと何年やってもあまり上達しません。英語に喩えると単語と文法だけ勉強しているようなものです。

長くやっていればいつか気づく、というものでもないので早めに原理を学ばれることをお薦めします。
ご興味のある方はお問い合わせください。
心身楽道 気功&整体教室

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